■第3次尾鷲市健康増進計画(令和6~10年度)における取り組み
~生活習慣(栄養・食生活)の改善について~
市では、1月を「減塩が肝腎」をテーマにして、減塩の必要性と工夫について啓発をしています。
寒い時期になると、温かい汁物や鍋、麺類など塩分の多い食事を摂る機会が増えます。また、夏と違い汗をかく量も減り、体内に塩分を貯めこみやすくなります。
◇1日の食塩摂取の目標量はどのくらい?
健康のための食塩摂取の目標量は、男性が7.5g未満、女性が6.5g未満とされています。令和4年の国民健康・栄養調査では、男性の平均が10.5g、女性の平均が9.0gとどちらも2~3g程多く塩分を摂取しているというデータが発表されています。
◇上手に減塩しよう!
「作るとき」と「食べるとき」にできる減塩の方法を知って、実践してみましょう。
(1)旬の食材を選ぶ
旬の食材は調味料をたくさん使わなくても、食材そのもののおいしさを楽しむことができます。
(2)酸味や香辛料などを使用する
お酢やしょうがなどの酸味や辛味を加えるとアクセントになり、塩分が少なくてもおいしく食べることができます。
(3)調味料は「かける」と「つける」を使い分ける
しょうゆやソースを使う時は、料理に直接かけるのではなく、小皿に入れてつけるようにしましょう。逆に、天ぷらなどを食べるときの塩は、つけるのではなく、少量を上からパラパラとかけるようにすると減塩になります。
(4)汁物は具だくさんにする
汁物は、いろんな食材を入れて具だくさんにすることで、汁が少なくても満足感は増します。
(5)麺類の汁は控えめにする
麺類は塩分が多くなりがちです。汁は飲み干さず、ひとくちふたくち程度にとどめるようにしましょう。
◇野菜や果物を食べましょう!
野菜や果物に含まれるカリウムには、余分な塩分を体の外に排出する働きがあります。汁物を野菜たっぷりに作れば、減塩効果もあるのでおすすめです。
調理の仕方や食べ方を工夫することで、食塩摂取の目標量に近づけることができます。今年の冬は減塩を意識して健康的に過ごしましょう!
お問い合わせ:福祉保健課
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