■尾鷲ネイチャーポジティブアクション会議
令和6年11月30日(土)と12月1日(日)の2日間、市内において「尾鷲ネイチャーポジティブアクション会議」を開催しました。
初日に行われた市有林「みんなの森」での生物多様性ワークショップでは、協賛企業の参加者たちが、環境活動家の坂田(さかた)昌子(まさこ)さんの案内で、生物多様性の森づくりの現場を歩き、これまで行われた森林整備の成果を視察しました。
また、実際に水の流れをゆっくり、複雑にする、小枝を絡み合わせてつくった空間に落ち葉をぎっしりと押し込んだ「しがら作り」を体験。初めての経験に戸惑いながらも、森づくりの大切さや大変さを肌で体感しました。
2日目は、市民文化会館にて生物多様性の今とこれからについて考えるアクション会議を行いました。
国際自然保護連合アジア地域事務所長ディンド・カンピラン氏からのビデオメッセージ放映や、環境省国立公園利用推進室長の佐々木(ささき)真二郎(しんじろう)氏、SATOYAMAイニシアチブ国際パートナーシップ事務局次長、三宅(みやけ)里奈(りな)氏、日本自然保護協会の高川(たかがわ)晋一(しんいち)氏の基調講演が行われ、本市の先進的な取り組みへの評価や、世界や日本における生物多様性の現状についての報告がされました。
メインのアクション会議では、協賛企業9社の代表が登壇。本市をフィールドにした各企業の取り組みについて発表されました。
トークセッションでは、より具体的なアクションや企業間の協働についての意見交換など、今後の本市と企業との連携事業について語り合いました。
そして、この協賛企業9社の立ち合いのもと、市長による「尾鷲市ネイチャーポジティブ宣言」を表明し、今日からがスタートとの副市長の閉会の言葉で、無事に閉幕しました。
今回参加した協賛企業は、2日間の体験を通じて、改めてより深く尾鷲の課題とフィールドは世界にもつながっていることを理解し、課題解決に向かって進むパートナーとして関係を深めていくことを確認しました。
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