■川越幼稚園園長 稲見由美子
『ともだちほしいなおおかみくん』
さくらともこ/作
いもとようこ/絵
(岩崎書店)
この本との出会いは、保育士になりたての頃でした。かわいい絵のタッチではありますが、内容は考えさせられます。「狼はこわい」というイメージをもっていたみんなの誤解を、おおかみくんが持ち前の人柄で乗り越えていくというものでした。この頃担任していた4歳児の子どもたちはこのお話が大好きで、発表会で劇あそびをしたことを覚えています。
人とのコミュニケーションはこれからの社会を生きていくうえでとても大切だといわれています。こんなふうにみんなと仲良くなれるのだと思えるお話です。ぜひ、ご一読ください。
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