新春対談 川越町長城田政幸 川越町議会議長寺本清春

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新年を迎え、城田町長と寺本議長に対談形式で昨年の振り返りと、今年の抱負を語っていただきました。

町長：あけまして、おめでとうございます。
議長：おめでとうございます。
町長：今年も対談ということで、よろしくお願いします。
議長：よろしくお願いします。昨年はどのようなことが印象に残っていますか。
町長：昨年を振り返りますと、長期化するロシアによるウクライナへの軍事侵攻に加え、イスラエルとハマスの軍事衝突もあり、世界的な混乱が続いた1年だったと思います。国内においては一昨年以降、歴史的な円安水準が続いており、エネルギー・食品等の物価が高騰し、日本経済のみならず、私たちの家計を圧迫しています。そういった中、明るい話題としましては、3月に開催されました2023ワールド・ベースボール・クラシックでの日本代表の活躍が強く印象に残っています。
議長：今回のワールド・ベースボール・クラシックは、準決勝での劇的な逆転サヨナラ勝利、決勝でも手に汗握る展開の中、見事優勝を勝ち取った姿は、私たちに勇気や元気を与えてくれました。また、試合だけでなく、外国籍の選手が日本代表に選出されましたが、言語や文化の違いがある中でも、チームに迎え入れる雰囲気づくりや選手の立ち振る舞いも注目されました。日本の良い所を国内だけでなく国外にも広くPRする機会になったと思います。また、国内に目を向けますと、5月には、新型コロナウイルス感染症が2類から5類へ引き下げられたこともあり、イベント等も再開され、コロナ禍前の賑わいや人との交流の機会も戻ってきました。
町長：私たちの生活もコロナ禍前の日常に戻りつつありますが、昨年は町民運動会やふれあい祭りなども開催することができました。4年ぶりの開催でコロナ禍前の活気が戻るかなど不安な部分はありましたが、町民の皆様のおかげで大いに盛り上がりました。私としても町民の皆様と直接お話できたことを嬉しく思います。また、昨年2月に開催された第16回美し国三重市町対抗駅伝では、町の部で、7回目の優勝、総合の部でも5位になるなど選手一人ひとりの想いのこもった走りが印象的でした。
議長：
14回、15回大会が中止になり悔しい気持ちもあったと思いますが、見事優勝という素晴らしい結果になりました。今年も連覇に向け、ゴールまでタスキをつないでいただきたいと思います。
町政に関しては、4月から子ども医療費の対象年齢の拡大やボランティアハウス建設工事の着工もありましたが、町民の皆様の反応はいかがでしたか?
町長：子育てしやすいまちの更なる充実を目的に対象年齢を拡大いたしました。これは三重県内でもトップクラスの支援策です。また、ボランティアハウスは、今年の5月利用開始予定で、ボランティア活動の拠点となりますのでご活用いただければと思います。
議長：11月にはエネルギー・食品等の物価高騰への支援策でギフトカードの配布もありました。
町長：町民の皆様の家計負担の軽減を図るため、一世帯に五千円分のギフトカードの配布をいたしました。利用期限はございませんので、ご活用いただければ幸いです。
議長：町民の皆様の町政運営に対するニーズも多様化していますが、町議会としても町民の皆様に寄り添った政策を引き続きお願いしたいと思います。最後に町長の今年の抱負を教えてもらえますか。
町長：住みたいまち、住み続けたいまちづくりに向けて、年々変化する課題や、町民の皆様のニーズにも対応できるよう、しっかりと町民の皆様の声を聴き、町政運営に反映させたいと考えています。議長の抱負も教えてください。
議長：町議会は町民の皆様の代表として、町民目線で様々な声や思いに寄り添い、議論し、町の発展に寄与したいと考えています。また、町議会の担っている監視機能や議決機関としての役割を全うしたいと考えています。

■町民の皆様へ
平素から、町行政にご理解、ご協力賜り厚く御礼申し上げます。本年も町民の皆様が安全・安心に暮らすことができるまちづくりに努めて参ります。
また、「人と人」・「人と地域」のつながりを希薄化させないよう自治会や、関係団体の皆様との連携を強化して参ります。
皆様のご健勝とご多幸を祈念いたしまして、年頭のあいさつとさせていただきます。
川越町長　城田政幸

議員一同、町民の皆様の声を大切にし、議員としての職責が果たせるよう、務めて参ります。
町民の皆様には、更なるご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げるとともに、皆様にとって幸多き年でありますことを心よりお祈りいたしまして新年のあいさつといたします。
川越町議会議長　寺本清春