生涯学習課主任 福本卓也
安全環境課主事 後藤僚吾
3月23日から27日までの5日間、石川県輪島市門前地区で、川越町からは2回目となる避難所運営支援を行いました。前回の派遣から2か月が経過し、電気は復旧していましたが、水道はまだ復旧していないエリアが多く、給水車や仮設トイレによる対応、自衛隊による入浴支援が続いていました。
また、仮設住宅への入居が進む一方で、避難者が減ることにより避難所が統合され、運営についても残された方で新たな体制での運営が求められるなど、発災時とは違う課題が出ていました。
私たちが支援に行った避難所は、避難者全員が70歳以上の高齢者であることから、完全な自主運営が困難ではありましたが、できることは自分達で、できない部分は公民館長などの地元の方が毎日来館し、日中の食事や清掃、物資受取等のサポートにあたっていました。
私たちは避難所の現状、ニーズを把握し、災害対策本部へ報告するとともに、災害対策本部からの情報を避難所にお伝えしました。また、夜間に見回りをするなど地元の方が不在となる避難所運営の補助を行いました。
支援に行って思うことは、発災時の公助は被災者のニーズに対してすぐに応えることは難しく、自助による日頃の備えが自分を一番助けてくれること、共同生活においては日頃の付き合いによる共助がしっかり活きてくると感じました。
だからこそ、町としては発災時の自助・共助が機能するように、平時の公助をより邁進してまいります。
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