■まちの明るい未来のために 一歩ずつ歩み続ける
度会町長 中村忠彦
新年明けましておめでとうございます。
町民の皆様には、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、日頃より町行政に深いご理解とご協力を賜っておりますことを、心よりお礼申し上げます。
昨年を振り返りますと、元日の能登半島地震に始まり、8月の宮崎県日向灘を震源とする地震に伴い南海トラフ地震臨時情報が発表され、また9月には能登半島豪雨と、自然災害の恐ろしさを再認識させられた一年でありました。
本町におきましても、能登地域への職員派遣を通じて得た知識を生かし、避難所仮設トイレの環境整備をはじめとする地震対策の強化に取り組みました。また、災害時応援協定の締結や三瀬谷ダム放流基準の見直し、町内基幹道路である伊勢南島線やサニーロードの冠水対策などを、三重県や関係機関と連携し、着実に進めてまいりました。これらの取り組みは、町民の皆様の安全・安心を守るために不可欠なものであり、今後も引き続き強化してまいります。
さらに、環境省が進める2050年のカーボンニュートラルな社会の実現に向けて、2030年までの脱炭素化をリードする全国のモデル地区となる「先行地域」に、三重県で初めて選定いただきました。これは3年越しの挑戦で私の公約の一つでもあります。
5か年の計画で、度会町を中心として近隣6町が連携し、地域特性を活かした広域的な脱炭素化を目指すことで、新たな人材や資金の流れが生まれ、地域経済の活性化も期待できることから、本町にとっては大きなチャンスととらえています。
カーボンニュートラルな社会の実現は地球規模での大きな動きですが、これを契機に新たな地域活性化と地域課題の解決を図りながら、更なる町の発展と持続可能な社会の実現に向けて全力で取り組んでまいります。
すべては「度会町の明るい未来」のために。必要な新しい事業には果敢に挑戦し、一方で残すべきものはしっかりと守り続けます。皆様とともに歩みを進め、より良い町づくりを目指していきますので、本年も引き続き、行政運営にご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、本年が皆様にとりまして幸多き一年でありますことを、心からご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
■柔軟な発想と堅固な意思をもって 住民生活の向上を
度会町議会議長 若宮淳也
新年明けましておめでとうございます。
町民の皆様におかれましては、健やかに新春をお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。また、平素より町議会運営に対し格別のご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
昨年を振り返りますと、元日に発生しました最大震度7の能登半島地震により、多くの尊い命が失われるとともに、家屋の倒壊やライフラインの寸断など、お正月の団らんと穏やかな日々の生活が一瞬にして奪われてしまいました。また、8月には日向灘地震の発生、それに伴う南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)の発表、さらには、能登地方に追い打ちをかけるかのように発生した能登豪雨など、改めて自然の脅威を痛感させられた一年となりました。被災地の速やかな復興と被災された方々の一日も早い生活再建を願うとともに、町民の皆様には、引き続きの被災地への支援と自らの防災対策の見直しをお願いするところでございます。
さて、私事ではございますが、度会町議会議長として就任させていただいてから、早1年と半年が過ぎようとしています。この間、議会のデジタル化やチェック機能の強化などについて努めてまいりました。議会のデジタル化では、先輩議員のアドバイスや協力を得て、令和6年第1回定例会から紙の議案書を廃止し、タブレット端末による議案審議に切り替えることができました。また、チェック機能の強化においては、川上浄水場配水池と宮リバー度会パーク遊水プール鏡の工事の状況、度会小中学校のGIGAスクール構想の進捗状況とALT派遣の効果などについて視察調査を行い、その適切な実施を確認したところでございます。
本年も町議会といたしましては、町が全力で推進しようとしている脱炭素先行地域の事業をはじめ、それらの施策について行政と議論を重ね、さらには住民生活の向上につながる施策の提言に柔軟な発想と堅固な意思をもって努めてまいりますので、町民の皆様による一層のご指導とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
結びに、町民の皆様のご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
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