【資源ごみ分別マイスター活躍中】
◆小学生の取り組み
小学校3年生を対象に認定するマイスターにはランクがあります。子どもたちはSランクを目指し、6つのミッションをクリアするために日々頑張っています。こうした活動を通じて主体的に行動し、「混ぜればごみ・分ければ資源」という意識が広がっています。
また、クジラやウミガメなど海洋生物を守るために内陸部である度会町から海ごみを減らすことも真剣に考えています。
○ミッション一覧
・ごみ出しをしよう
・50日間分別記録をつけよう
・ペットボトルキャップを100個集めよう
・海洋ごみの動画をみよう
・町内一斉クリーン活動に参加しよう
・ごみ問題に関する校外学習を受けよう
◆二酸化炭素が原料に?
町では、令和6年7月1日、住友電気工業(株)と「プラスチックごみ削減・CO2リサイクル事業連携協定」を締結しました。この取り組みの一環として、住友電気工業の新技術であるCO2と金属から生成する未来素材「metacol(メタコル)」を使い、昨年マイスターに認定された小学校4年生たちと学用品を作ることを計画。でんぷんのりなどを製造販売する不易糊工業(株)の協力を得て、小学校の教室で回収したCO2と児童たちが夏休みに集めたペットボトルキャップから、度会町限定フエキくんボトルが作られました。
完成したボトルを受け取り、歓喜の声を上げた児童たちは、この活動を通じて、CO2が資源となるカーボンリサイクルの仕組みを学びました。
◆マイスターの保護者にインタビュー
○意識の変化に驚きました
鈴木将太(しょうた)さん・育(いく)さん(脇出)
昔からよくお手伝いをしてくれていましたが、昨年11月、資源ごみ分別マイスターになってから、分別などごみ問題に対する意識がすごく高まっています。
家では「これは何ごみかな」と調べたり「これ分別できるよ」などと教えてくれたりするようになりました。その成果もあり、プラスチック類の量がすごく増加したんです。
学校や動画で学んだことを家で楽しみながら実践する姿を見ていると、私も自然とごみの削減や分別に取り組むようになりました。
子どもの頃から環境への配慮が“当たり前”として身に付くことはすごく良いと感じています。これからも生活の一部として取り組んでいきたいです。
【マイスターだけじゃない!中学生もまちをキレイに】
◆中学生の取り組み
令和6年6月7日、宮リバー度会パーク前の河原で「宮川清掃活動」が行われました。
この取り組みは、度会中学校生徒会が企画し、同校の全学年が参加しました。海ごみ削減を意識しながら、2トントラックいっぱいのごみを回収し、町の誇りである「宮川」を自分たちの手できれいにしました。
さらに、1月19日には、中学生とその保護者がウォーキングをしながらごみを拾う「プロギング」を実施しました。当日は、23人が参加。今回は、1月26日に実施の第24回宮リバー度会パークジョギング大会に先立ち、コース周辺の清掃活動を行うことで、大会当日、ランナーが気持ちよく走れる環境を整えました。
◆地域での取り組み
○その疑問解消します
町では、昨年度から寄ってこカフェなど17団体に対し、座談会を開催。皆さんの分別に対するお悩みを解消してきました。
ご希望に合わせて開催いたしますので、お気軽に役場建設水道課環境水道係までご連絡ください(休日・少人数でも構いません)。
◆地域の人にインタビュー
○分別方法が分かると楽しくなってきました
津村恵子さん(平生)
平生区寄ってこカフェでは、これまで2回座談会を開催していただきました。丁寧にわかりやすく教えていただいたので、今では楽しみながら分別しています。
例えば、チラシやお菓子の箱などの雑がみを紙袋の中に集めたらそのまま古紙の日に出せることを教えていただき、早速、自宅に紙袋を設置。主人からも「資源が集まってくると嬉しそうやな」と言われました。
また、意識が高まった結果、燃やせるごみ袋が35Lで十分という声も聞こえてきます。
これからもみんなで取り組んでいきたいです。
■小さな積み重ねが大きな結果に
私たちの身の回りでは、ごみの減量化や再資源化の流れが加速しています。例えば、ストローがプラスチック製から紙製など別の素材に置き換えられたり、ペットボトルのラベルレス化が進んだりするなど、多くの人がこうした変化に慣れつつあるのではないでしょうか。
今回の広報紙は、紙製のクリアファイルに入れてお届けしています。紙製のため、「古紙」としてリサイクルが可能です。こういった小さなことでもプラスチックごみ削減につながります。
環境問題への取り組みはすぐに成果がでるものではありません。しかし、こういった毎日の小さな積み重ねがごみの削減や再資源化率を上昇させ、結果的に子どもたちの明るい未来につながっていきます。
また、分別はもちろん重要ですが、まずは「物を大切にすること」や「無駄なごみを出さない工夫」も大切です。
今回の特集でご紹介した内容以外にも、子どもたちは自らの手で地域をきれいにし、守っていくためにさまざまな活動に取り組んでいます。
持続可能な社会のために、今こそ「自分事」としてできることから始めましょう。
私たちと一緒にできることからはじめませんか
分別方法に困ったら次のいずれかでご確認ください
(1)町ホームページ内の「ごみと資源の出し方一覧表」(本紙参照)
※ごみ分別促進アプリ「さんあ~る」からも確認することができます。
(2)ごみ収集日程カレンダーの分類表
(3)役場建設水道課環境水道係または美化センターにお問合せ
・役場建設水道課 環境水道係【電話】62-2415
・美化センター【電話】62-0249
問合先:役場建設水道課 環境水道係
【電話】62-2415
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