人権について考える リレー連載 No.50

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■人権感覚あふれる学校づくり
度会中学校では、人権教育に関して、「三重県人権教育基本方針」および「人権教育ガイドライン」にのっとり、推進方策として掲げられている《人権感覚あふれる学校づくり》と《人権尊重の地域づくり》を意識しています。これらを基に、教育活動全般を通して「一人一人の存在や思いが大切にされる学校」を目指し、日頃の教育活動に取り組んでいます。今回は、本校での取り組みの一部を紹介します。

○特別支援学校との交流
年4回ほど度会特別支援学校と交流会を実施し、校舎を行き来しています。毎年、回を重ねるごとに障がいの有無に関わらず同年代の者同士が互いの立場を尊重し、相互理解を深めて、人権に対する知識・技能・意識が高まる非常に良い機会となっています。実際にふれあい、共に活動することで得られる感覚は、こういった交流でしか体感できない貴重な経験です。

○人権標語コンクール
人権意識高揚をより一層図るため、校内人権標語コンクールを実施。
学校生活や地域など身近な生活の中で感じたことを全校生徒が、それぞれ標語にしました。その中から優秀作品各学年5作品を県PTAの標語コンクールに応募しました。

○ピンクリボンの取り組み
生徒会が主催の「ピンクシャツ運動」にちなんだ人権・いじめ防止の取り組み運動です。全校生徒と全職員がともにピンクリボンをつけて相手を尊重する意識を高めました。

○人権フォーラム(中1、小6)
中1、小6と人権ネットワーク委員(町内各組織の代表者)が、「誰もが安心して暮らせる町」にするために「今私たちに出来ること」をグループに分かれて共に考え、意見交換を行いました。地域で考える人権教育。地域の人たちと一緒に小中学生も度会町民として深く考える機会となりました。

人権に関する学習で「知識を得る」とともに、「意識を高め」、さまざまな人々との交流を重ねることで、「多様な考えや思いに触れる」ことができます。このような経験を通じて、人権意識はさらに磨かれていきます。

度会町人権教育推進協議会
担当：度会中学校