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自治体の皆さまへ

特集 特殊詐欺について考える

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三重県度会町

「私は大丈夫。」
そんなことを思っていませんか?
あなたや家族の大事なお金狙われています。
長年、コツコツと貯めていたお金も手口を知らないと一瞬でなくなります。

■特殊詐欺とは?
特殊詐欺とは、親族や公共機関の職員などを名乗って、電話やメールなどで直接対面せずに被害者を信じ込ませ、現金やキャッシュカード、電子マネーをだまし取る犯罪の総称です。手口は年々複雑化しています。

■町内においても詐欺事件が発生!
連日マスメディアで特殊詐欺事件が報道される中、令和5年8月と9月に町内で詐欺事件が発生しました。
自宅パソコンの画面上に「データが消えます。」とのメッセージと電話番号の表示を受け取った60代男性は、コンビニエンスストアで電子マネーを購入し、8月に合計13万円の利用権利をだまし取られました。
また9月には、役場職員を装った男性から「医療費の払い戻しがあります」と連絡を受けた60代女性は、ATMを操作して、計300万円の振り込みをした詐欺が発覚しました。
三重県内では、被害認知件数は急増しており、令和5年の被害認知件数は令和5年1月~8月で184件とすでに昨年1年間の件数を上回っています。


※令和5年の数値は今年1月~8月の数値です。

■代表手口
ここでは、全体の約7割を占める3つの代表的な手口を紹介します。

◆第1位 架空料金請求〔近年急増!〕
Webサイトやメールなどで、「未払い料金を今日中に払わなければ裁判になる」などと脅迫し、金銭や電子マネーをだまし取る手口。

○対策ポイント
・Webサイトを閲覧しただけで料金を請求されることはない。
・電子ギフト券(amazonギフトなど)の番号を聞くことは詐欺です。
補足:コンビニなどで購入できる電子ギフト券は、カードに番号記載されている番号を相手へ教えると、相手に購入した金額分のお金がチャージされることになります。

◆第2位 還付金詐欺
税務署や役場職員を名乗り、「還付金があるので手続きしてください」などと言い、ATMを操作させ送金させる手口。

○対策ポイント
・役場や社会保険事務所などがATMの操作を依頼することはありません!
補足:役場を装った電話主は「町から送付した青い封筒に入った通知書は届いていますか?」など地域の特性を把握し、役場職員だと信じ込まそうとしてきます。

◆第3位 オレオレ詐欺
親族を装って電話をかけ、「急にお金が必要になった」などと言って、金銭をだまし取る手口。

○対策ポイント
・一度電話を切り、以前から聞いている番号にかけ直して、本人か確認する。
補足:一度の金額が大きいのが特徴です。日常から連絡を取り合うことで対策につながります。

■急がず 焦らず 一人で判断せず
近年増加する特殊詐欺には、様々な手法が存在し、一概には言えませんが、「今日中に手続きをしないと間に合わない」など私たちの判断を急がせてきます。
時間をかけて考えれば、「これは詐欺だ」と感づくことも、いざ“渦中に置かれた私たち”を慌てさせ、適切な判断ができないように促してきます。
また新聞やニュースで見る特徴でいうと、被害者は「60代女性」が多いです。「私は大丈夫」と思っているあなたも詐欺に遭う、そのような状況に直面するかもしれません。
お金に関することは自分一人で判断せず、家族や知人・警察・役場へ相談(確認)してください。

度会町生活安全協会
会長 濱岡和英(かずひで)さん

問合先:役場みらい安心課
【電話】62-2424

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