新年のごあいさつ

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■選ばれるまちに向けて果敢に挑戦
度会町長　中村忠彦
新年明けましておめでとうございます。
町民の皆様には、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、日頃より町行政に対し、深いご理解とご協力を賜っておりますことを心よりお礼申し上げます。
さて、昨年を振り返りますと、6月の町長選挙では無投票という形で、皆様から2期目のご信託を賜りました。その意義や責任の重大さを改めて痛感し、日々町政に取り組んできたところであります。
猛威を振るった新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行され、しばらく見合わせておりました春まつりやプール営業のほか、総合防災訓練や町民文化祭も、皆様方にご協力を賜り、成功裏に開催することができました。人々が集い賑わう機会が戻りつつあることを、非常に嬉しく感じております。
一方で、原油価格や物価の高騰は、依然、収まることなく一層の深刻さを増しております。少しでも皆様の暮らしの支援につながるようにと、国の経済対策などを活用し、地域振興商品券の発行をはじめ、水道基本料金の減免や給食費の無償化など、各種支援策に努めているところでございます。
そして新たな年を迎え、本年は第7次町総合計画のスタートから4年目となります。まちの自慢である豊かな自然と、地域の強いつながりを持続させ、次の世代にしっかりとつなぐため、これまでの取り組みや課題を振り返る重要な一年であります。
昨年4月から採用しました地域おこし協力隊による斬新な視点からのまちおこしは、移住・定住を促進させる新しい兆しでもあります。とりわけ、町において喫緊の課題であります人口減少・少子化問題については、国が掲げる次元の異なる少子化対策として、昨年中から様々な施策の方向性が示され、今後大きな改革が行われようとしています。町では、常にアンテナを高くするとともに、変わるべきものと変えてはいけないもの、不易と流行をしっかりと見極め、町に見合った対策を講じてまいります。
さらに、複雑多様化するデジタル変革や、将来世代へ引き継ぐべき脱炭素社会の実現に向けまして、新たな事業にも果敢に挑戦していく所存であります。この動向をチャンスと捉え、町のよさを守りつつも、選ばれるまち、住み続けられるまちを目指し全力で取り組んでまいりますので、引き続きご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、本年が皆様にとりまして幸多き一年でありますことを心からご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

■迎えた新時代　議会力の強化
度会町議会議長　若宮淳也
新年明けましておめでとうございます。
町民の皆様におかれましては、健やかに新春をお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。また、平素より町議会運営や議会活動に対し格別のご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
昨年を振り返りますと、トルコ・シリアで発生した大地震などの自然災害や世界各地での絶えない紛争などにより、多くの尊い命が失われました。深く胸を痛めるとともに、誰もが安心して平和に暮らせる世界になることを願ってやみません。
一方で、3年間という長きにわたり私たちの自由な日常生活を奪った新型コロナウイルス感染症も5類感染症に引き下げられ、少しずつではありますが以前の平穏な日常を取り戻していることを嬉しく思っております。
また、スポーツ界に目を向けますと、大谷翔平選手らの活躍により侍JAPANが3大会ぶり3回目の世界一を手にしたWBC、男子バスケットボールやバレーボールをはじめとするパリオリンピック出場権獲得など、日本人選手の世界での大活躍に日本中が感動し、町の未来あるアスリートたちにも夢と勇気を与えていただいた一年でもありました。
さて、私たち町議会は昨年6月に改選し、新体制による議会運営を進めています。町が近隣4町と進めるデジタル田園都市国家構想事業につきましては、昨年9月に、その鍵となる施設であるVISON(ヴィソン)の視察を実施しました。
さらには、町が推進している脱炭素社会への取り組みに関しましては、昨年末に、度会町大野木ご出身の京都大学若宮研究室若宮淳志教授のご協力を得て、次世代の太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」を視察させていただきました。若宮教授は、その高性能化について世界をリードする研究開発をされています。視察では、最先端の再生可能エネルギー技術に触れ、その知見を深めさせていただくとともに、町が進める事業へのご助言とご協力もお約束いただくことができました。
本年も町議会といたしましては、行政と議論を重ね、町事務事業につきまして調査・視察なども積極的に実施し、議会のチェック機能・議会力の強化を図ってまいります。また、すでに迎えている新時代にふさわしい議会運営に務めてまいりますので、町民の皆様による、一層のご指導とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
結びに、町民の皆様のご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。