〔三重県・御浜町・熊野市・紀宝町・紀南地区人権推進協議会合同記事〕
―「人権問題に関する三重県民意識調査」(令和4年度実施)結果から考える―
※(調査対象:県内居住の18歳以上の3,000人、調査期間:令和4年8月22日~9月5日)
【URL】https://www.pref.mie.lg.jp/common/content/001069273.pdf
■調査から次のような結果が報告されています。
「そっとしておけば部落差別は自然になくなっていくので、人権教育や人権啓発はしない方がよい」という質問に「そう思う」または「どちらかといえばそう思う」と回答した割合
※東紀州地域は県全体より依然として高い状況ですが、前回調査(R1)の約3割から今回(R4)は、約2割まで減少しており、部落差別を放っておいてはいけないという方が増えてきています。
そっとしておけば、部落差別は自然になくなっていくのでしょうか。現実に差別的な表現であふれており、特にインターネット上で差別的な書き込みが散見される現状がある中、「そっとしておく」ことは不可能です。このため、差別をなくすためには正しく知ることが大切です。
また、今回の調査では、人権にかかわる講演会や研修会への参加率が少し上がっているといった結果も出ていますが、部落差別問題の解決には未だ至っていません。人権教育・人権啓発を通じて、一人ひとりが関心を持ち、理解を深めることで「差別をしない・させない・ゆるさない」紀南地域、三重県をともにつくっていきましょう。
問い合わせ:住民課 戸籍住民係
【電話】3-0512
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