■防災の三助を知っていますか?
防災の三助とは、「自助」「共助」「公助」の3つからなる、災害が起こった際の被害を最小限に抑えるための考えのことをいいます。それぞれの意味は以下の通りです。
自助:自分で自分と家族の命を守るために大災害に備えること(自分の身は自分で守る)
共助:地域やコミュニティの複数人が協力して助け合うこと
公助:市町村や、警察・消防、自衛隊など公共機関の救助等
この3つの中で特に重要なのが、「自助」といわれており、防災に対する意識の向上が自助力の強化につながります。
▼災害に備える備蓄方法のご紹介
大災害発生時、各家庭で3日~1週間分程度の食料・水等備蓄することが必要とされています。能登半島地震の際も、発災直後交通網の遮断などにより流通が滞り、自前の備蓄食が役立ちました。「自分の身は自分で守る」という自助力の強化のために、今回家庭での簡単な備蓄方法「ローリングストック」をご紹介します。
▼ローリングストックとは?
非常食を日常的に食べ、食べた分を買い足すというサイクルを作る方法のことです。普段から消費し、食べた分を買い足す習慣をつけることによって、滅多に使わない非常食がいざ必要になったときに賞味期限が切れていた、などというトラブルを無くすことができます。また定期的に備蓄食を確認することで災害への意識を忘れないようになります。
▼どのような食品を備蓄するのか?
飲料水、インスタントラーメンやレトルトカレー、缶詰など、常温で保存しておける食品です。
※災害時用に特化した非常食でももちろんかまいませんが、スーパーなどで購入できる身近で普段から食べ慣れた好みの味のものがオススメです。
▼ローリングストック法の工夫
ローリングストックで日常の食材を多めに準備しておいても、災害時は電気、水道が止まり、食材を調理できないことが想定されます。そんな時に役立つのがカセットコンロです。
過去の災害で被災された方の多くが避難生活の際に温かいものが食べたかったと語っています。ローリングストックを活かすため、水や食料の備蓄だけでなく、カセットコンロとガスボンベも併せて備蓄しておきましょう。
問い合わせ:総務課 防災係
【電話】3-0505
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