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6月4日~10日は『歯と口の健康週間』です

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三重県御浜町

毎年6月4日~10日は「歯と口の健康週間」です。生涯、自分の歯でおいしく食事や会話を楽しめるように歯と口の健康について考える週間です。
むし歯や歯周病は、食生活に気をつけて丁寧なブラッシングでお口の中を清潔に保つことによって、進行を防ぐことができます。歯の表面だけでなく、歯と歯ぐきの境目を丁寧に磨くことがポイントです。
また、歯と口の健康を守るためには、歯みがきをはじめとした日々の口腔ケアと合わせ、よく噛んで食べることも欠かせません。現代はやわらかく口どけのよい食べものを食べることが増えたため、自然と噛む回数が減ったといわれています。ゆっくりよく噛む、歯ごたえのある食べものを食べるなどして、意識して噛む回数を増やしましょう。

■よく嚙むことの8大効用(ひみこのはがいーぜ)
ひ 肥満を防ぐ(満腹感じて、食べ過ぎ防止)
み 味覚の発達(じっくり味わい、味がよくわかる)
こ 言葉の発音がはっきり(顔の筋肉を鍛え表情を豊かにする)
の 脳の発達(子どもの知育、高齢者の認知症予防)
は 歯の病気を防ぐ(だ液がむし歯や歯周病を予防)
が がんを防ぐ(だ液が発がん性物質の働きを抑制)
いー 胃腸の働きを促進(消化をよくして胃腸の働きを助ける)
ぜ 全力投球(よい歯並びで、グッと噛みしめパワー全開)

厚生労働省では、ひと口30回以上かむことを目標とした『噛ミング30(カミングサンマル)』運動を提唱しています。

■町の取組
乳幼児健診でのブラッシング指導や歯科健診、おやつのとり方指導など、早期から歯の健康づくりに取り組んでいます。1歳6か月健診、2歳児歯科健診では、希望者に無料でフッ化物塗布を実施し、3歳児健診では無料フッ化物塗布券を配布しています。また、認定こども園では、年中・年長児の希望者を対象にフッ化物洗口を行っています。
成人期では、30歳・40歳・50歳を対象に、無料で歯周病検診を実施しています。
ぜひ、歯の健康管理にお役立てください。
※いずれの健診(検診)も対象者へは個別に通知します。

■こどものむし歯予防のポイント
歯の2大疾患は「むし歯」と「歯周病」です。今回は特にむし歯の予防に注目してみましょう。
むし歯になると、しみる、痛む、穴があく、食べにくいなど生活に様々な困りごとがでてきますが、放置しているとむし歯菌が血液に入り全身に回り、心臓の弁の動きを悪くしたり、脳卒中や狭心症・心筋梗塞などを引き起こす動脈硬化の発生に関係しているといわれています。
このようにならないためにも、「なったら治療する」よりも「ならないように予防する」ことが重要になってきています。

~紀南地域母子保健医療推進協議会※歯科医師~
■むし歯予防の3つの組合せ
(1)歯磨き
・デンタルフロス(糸ようじ)、歯間ブラシを併用。
・フッ化物配合歯磨き剤は下の写真(図1)の量で、歯ブラシで口の中全体に行き渡らせるように磨き、うがいは少量の水で1回。
※歯磨き剤の味がなくなってしまうほどうがいをすると、せっかく含まれるフッ化物も流れてしまい、歯磨き剤を使った効果が弱まってしまいます。
〔図は本紙をご覧ください〕
(2)食生活
むし歯菌は砂糖が大好きで、多くの食べ物や飲み物で増え、作り出す酸で歯を溶かしてむし歯になります。食べるタイミングや食べた後の歯磨きも大事です。
(3)フッ化物
だ液の働きによって、溶けた歯の成分がもとに戻ることを「再石灰化」といいます。だ液にフッ化物が加わると、再石灰化が早くなり、歯の表面がより酸に対して強い構造になります。さらに、むし歯菌の活動を抑える働きも持っています。
フッ化物利用には、(1)フッ化物洗口(ブクブクうがい)、(2)フッ化物配合歯磨き剤、(3)フッ化物歯面塗布の方法があります。歯の生え変わりの時期にフッ化物を利用するのが最も予防効果が高いです。
※紀南地域母子保健医療推進協議会では紀南地域の子どもたちが、いきいきとすこやかに育つように、熊野市、御浜町、紀宝町、紀南病院、三重県、三重大学、医療機関などが一緒になって子育てを支援しています。
~3つの組合せで、むし歯を予防しましょう。~

問い合わせ:
健康福祉課 健康づくり係【電話】3-0511
子ども家庭室【電話】3-0508

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