「子育てワンポイントアドバイス」
第224回 『種まき(工夫)をしながら、成長を待つ』
こころの相談員 前田 里美
子どもは何度も失敗したり、なかなか言うことを聞かなかったりしますよね。そんな子どもに「だから言ったじゃないの!」「何回言えばわかるの?!」などと言ったところで出来るようになるわけではありません。成長と共に自分の意志を持ち始めるからこそ、言いなりにはなりません。イライラする時もあるかもしれませんが、子どもが自ら行動出来るように親が工夫してみませんか。
手順などを絵で表して目につく所に貼る、出来たらシールを貼り1週間貯まったら特別シールで目に見えるご褒美で評価するなど、視覚的に訴えてヤル気を引き出す。聴覚的にはタイマーや音楽を利用して注意を惹きつけ切り替えを促す。ルーティンに組み込む。一緒にやろうと誘う。出来たら後で好きな遊びが待っている作戦。など、その子に合うやり方を探してみましょう。
出来ないことや上手くいかないことを指摘し続けるのは、反発させたりヤル気を無くさせたりするだけでなく自尊心を傷つけ自己肯定感を下げ悪影響になります。失敗させないように過保護になるのではなく、あえて失敗させて学ばせるのも一つの方法です。ほどほどというのは難しいですが、押したり引いたりしながらスモールステップで、子どもを信じて気長に待てるといいですね。
※前田相談員は、あさひ園・小学校・中学校などで相談活動を行っています。
■11・12月の子育て支援事業
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