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自治体の皆さまへ

子育て支援だより

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三重県朝日町

■「子育てワンポイントアドバイス」
◇第215回『子どもの気持ちも尊重しながらルールを守らせる』
こころの相談員 前田里美

子どもが間違ったことをしたり失敗したりした時にあなたはどの様に伝えますか?
怒って説教してしまうことも多いと思いますが、実はそれ、子どもの心を傷つけているのです。
『怒り』は親の感情をぶつけているだけでしつけにはなりません。「ダメっていつも言っているでしょ?!」「何度言ったらわかるの?!」「わかった?何がわかったのか説明しなさい。」と度々言われ続けると、「怒っている。怖いな。」とか「静かにしていよう。黙っていればそのうちこの嫌な時間も終わる。」「また、同じ話だ。」と耳を閉じてしまいます。
子どもの立場からすると「だって楽しくて約束忘れちゃった。」「そんな細かい事気にならない。」「どうしてそうしなきゃならないのかわかんない。」「なんでそんなに急いでいるの?」など、子どもは何とも思っていなかったり困っていなかったりする場合や、大人の尺度や都合を押し付けられている事も多々あるでしょう。子どもの気持ちを考えて大人の側が子どもに合わせて譲歩する時があってもよいと思います。
しかし、放任を推奨しているわけではありません。自由にさせることと、人に迷惑を掛けないように、危険な事をしないようにルールを伝えること、どちらも大切です。子どもだから大人の言う通りにしなさいではなく、どうすればよいのかを子どもと一緒に考えることも必要です。子どもであっても一人の人間として尊重することが、自主性・自立へとつながるでしょう。伝え方を工夫してみて下さい。
もし、最近叱ってばかりで子どもが言う事を聞かないという時は、負のループに陥っているので、しばらく叱るのを止めて一旦親子関係を穏やかなものにしてから、落ち着いて伝えてはいかがでしょうか。

※前田相談員は、小学校・中学校などで相談活動を行っています。

■11月の子育て支援事業

*本紙最終ページに子育て健康課の子育て事業を掲載していますので、ご覧ください。
*お問い合わせは、各担当者にご連絡ください。

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