[11月12日～18日は全国糖尿病週間]糖尿病の重症化予防に向けて

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広報8月号では歯科における糖尿病の重症化予防についてお伝えしました。今回は医師による糖尿病性重症予防対策をお伝えします。

■四日市医師会　糖尿病対策委員会
担当理事　医師　吉田康史さん

糖尿病性腎症重症化予防ということで、皆さんに声掛けをさせて頂くようになって6年目に入りました。そこで今回は、糖尿病における「早期発見、早期治療」についての重要性をお話ししようと思います。
これは糖尿病患者を数多く診ている施設のデータからです。
まず患者さんを2つのグループに分けました。
一つ目は最初10年間はコントロールが不良だったが、後の10年間は良好な状態だったグループ。二つ目は、その逆で最初10年間は良好で、後の10年間は不良だったグループ。
あなたはどちらに糖尿病の合併症が多かったと思いますか?
同じぐらいと思われた方が多いのではないでしょうか。
でも実は一つ目のグループの方に合併症が多く見られたのです。
このことからも「早期発見、早期治療」が大切なのはわかってもらえると思います。
では、具体的にはどうすればよいのでしょうか?
それは毎年の健診を受け、異常が見られた際は直ぐに医療機関でみてもらうという心掛けが大切なのです。

朝日町国保では糖尿病性腎症重症化予防にむけて特定健診の受診勧奨のほかに、健診受診後の個別健康相談事業や昨年の健診結果に基づいて医療受診勧奨や医療機関における保健指導事業があります。
国保特定健診は11月30日(木)までです。是非、ご利用ください。