町では、皆様に安心してお薬を使用してもらうために、昨年度から四日市薬剤師会と協力して様々なお薬情報をお伝えしています。今回は10月号から引き続き“睡眠薬”について、薬剤師に質問の多い“依存症”との関連をお伝えします。
■睡眠薬の依存性とその対処法
“このお薬はくせになりやすい”とお医者さんから言われたことはありませんか?睡眠薬の中にも依存性のある薬があります。何年も続けてお薬を飲んでいる場合はやめにくい傾向があります。依存性のある薬、つまり効果が強い薬は不眠の症状が強い時だけの服用にとどめ、ある程度眠れるようになれば依存性のない薬への変更をお医者さんに相談してみると良いでしょう。
ここで、お薬を使わない睡眠不足の対処法についてご紹介します。
まず、睡眠は1日6~8時間が目安です。たまに朝4時に目が覚めてしまって困るとご相談をいただくのですが、よくお話を伺うと夜8時から寝ているといったケースもあります。
8時間眠れていれば充分ですので、早起きは三文の徳と思って朝日を浴びてみましょう。日光を浴びると体内時計がリセットされ、夜に眠りやすくなります。また、軽い運動も睡眠には重要です。無理のない範囲で体を動かしてみましょう。1日15分~30分程度のお散歩は認知症予防にもなるためおすすめです。
(四日市薬剤師会 薬剤師 石田綾香)
1月号では…子どもの薬の誤飲防止についてお伝えします。
◇(一社)四日市薬剤師会 薬剤師による「お薬相談(電話)」
日時:毎月第3土曜日14時~16時
【電話】350-3925
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