町では皆様に安心してお薬を使用してもらうために、令和4年度から四日市薬剤師会と協力しながら様々なお薬情報をお伝えしています。
今回は身近な“湿布薬”について、調剤薬局常駐薬剤師からのお話です。
■病院で処方された湿布 家族や友人にあげていませんか?
湿布なら人にあげても大丈夫と思っていませんか?
病院で処方される湿布は市販で売っているものとは違います。
症状だけでなく、年齢や体質、現在服用中の薬などを考慮して、処方された医療用医薬品です。そのため、自分に処方された薬が家族や友人に合うとは限りません。
湿布くらいならいいだろうと軽い気持ちで渡した薬で光線過敏症という副作用が起こった事例もあります。
光線過敏症とは、湿布を貼っている部分に直接、紫外線が当たることで発疹・水ぶくれなどの皮膚炎が現れる疾患です。湿布をはがしてからも4週間程は皮膚に薬が残っているので、服やサポーターで太陽光を遮る必要があります。
このように使用に当たって注意が必要な湿布もありますので、絶対に人に渡さない、人からもらわないようにしましょう。
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