「町制70周年にあたり」
長かった猛暑もようやく収まり朝晩はさわやかな秋風が吹き、自然の豊かさが肌で感じられる季節となりましたが、皆さまにおかれましてはご健勝にお過ごしのことと拝察申し上げます。
さて、来る10月17日をもちまして、朝日町は町制施行70周年という大きな節目を迎えることとなりました。この歴史ある瞬間を迎えるにあたり、長きにわたり町の発展と繁栄にご尽力いただいた全ての皆さま、そして日々町を支えてくださる町民の皆さまに心から感謝申し上げます。
当町では、丘陵地開発に伴い平成17年以後、若い年齢層を中心に約1,000世帯、約3,000人以上の転入者があり平成25年には人口が住宅地開発前の約7,000人から一気に約10,000人の大台に達して「若さ溢れる元気な町」に変貌を遂げました。さらに、「住みよい町」、「住み続けたい町」という点でも県内でトップクラスの評価をいただく町となっております。
しかしながら、令和時代に入ってからはコロナ禍の影響と産業構造の変化等により町の財政状況の先行きが厳しい状況になってまいりました。そこで、今後も持続的な発展を確保して行くために「朝日町財政改革推進プラン」を策定して本年度から取り組みを開始致しました。将来にわたって安定的な財政構造に転換して行くことを目標として定めております。目標実現の過程で町民の皆さまにご協力をお願いすることがあるかと存じますが、今後の町の発展のためということでご理解賜りますようにお願い申し上げます。
これまでの70年の歴史の中で、朝日町は時代の変化に対応しつつ地域の特色を活かしたまちづくりを進めてまいりましたが、これからも皆さまと共に未来を見据えながら、次の世代に誇りを持って引き継げる町づくりを推進させていただく所存でございます。今後とも変わらぬご支援とご協力を賜りますように何卒宜しくお願い申し上げます。
令和6年10月1日
朝日町長 矢野 純男
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