全国に1,700以上ある地方自治体の中で、子どもの権利に関する条例を制定しているのは69自治体※(2024年5月現在)と少数です。町では平成27年に「みんなと一歩ずつ未来に向かっていく東員町子どもの権利条例」を制定し、毎年11月20日を「とういん子どもの権利の日」と定めました。この時期には幼稚園・保育園・小学校・中学校で「子どもの権利」について学習しています。
※出典:子どもの権利条約総合研究所
■東員町子どもの権利条例では、大きく分けて6つの権利を守るように定めています
○愛される権利
ひとりの人間として尊重され、愛されること。
ありのままの自分を受け入れてもらえること。
○守られる権利
健康に生活ができ、あらゆる暴力や犯罪から心身ともに守られること。
○自分らしく生きる権利
自分を大切にし、自分らしく生きること。
自分に自信をもって生きること。
○育つ権利
子どもが子どもらしく育つために、遊びや学び、休息を保証されること。
○ともに生きる権利
性別・年齢・国籍・文化などが異なる人たちとのふれ合いや、子ども同士・子どもと大人が支え合い、助け合う関係が大切にされること。
○意見を表明し参加する権利
自分の意見や考えを表明する機会が与えられること。
表明した意見や考えが尊重されること。
■子どもが毎日を安心して過ごし、健やかに成長するために、大人はどうしたらいいの?
○子どものがんばりを褒めよう
褒められることはうれしいだけではなく、子どものやる気につながります。上手にできなかったときでも、挑戦したことや頑張ったところを見つけ、具体的に褒めましょう。
○思いやりの心を伝えよう
子どもはさまざまな経験を通じて、ルールやマナーを身に付けます。そして、自分の気持ちの伝え方や相手がどう思うかを学び、成長していきます。上手にできないときには、大人がサポートしましょう。
○子どもの声を聴こう
自分の意見を言えることは、大人になっても必要な力です。大人は「約束を守る」「話を最後まで聴く」「思いを否定しない」ことを意識しましょう。子どもが大人を信頼し、自分の考えを言えるようになります。
○子どもが安心できる環境をつくろう
安心・安全な環境は、子どもの健やかな成長には欠かせません。信頼している大人が見守ることで、子どもは安心してさまざまなことにチャレンジできます。
町では、子どもの声・思いを傾聴し、子どもが大人に伝えたい時に意見表明を支援するアドボケイト事業を、町内2校で試行的に導入しています。
■子育てや親子関係に悩んだときは「親子のための相談LINE」をご利用ください
「親子のための相談LINE」は、子育てや親子関係について悩んだときに、子ども(18歳未満)やその保護者などが相談できる窓口です。匿名(LINE上のアイコンとニックネーム)でも相談ができます。
一人で悩まずに、気軽にご相談ください。相談内容の秘密は守られます。
受付日:平日
※祝日、年末年始(12月29日~1月3日)を除く
受付時間:10:00~20:00
■11月はオレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン 11月12日~25日は「女性に対する暴力をなくす運動」期間
児童虐待とDV(配偶者などからの暴力)は、家庭内の暴力として密接な関係にあるといわれています。町では、児童虐待の防止と女性に対するあらゆる暴力の根絶に向けた啓発、被害者へ「相談をしてください!」というメッセージを込めて、三岐鉄道北勢線東員駅に、飾りつけをしたツリーを設置します。
お立ち寄りの際は、カードに子どもたちや子育て中の家庭に向けたメッセージを書いて、ぜひ活動に参加してください。
実施期間:11月10日(日)~27日(水)
■児童虐待?DV?と思ったら、子育てや暴力に困ったら、一人で悩まず、相談してください
○児童虐待や子育てについての相談先
・児童相談所虐待対応ダイヤル【電話】189
・三重県北勢児童相談所【電話】059-347-2030
・子ども家庭課【電話】86-2875
○暴力などに困ったときの相談先
・内閣府男女共同参画局 DV相談ナビ【電話】#8008
・三重県女性相談支援センター【電話】059-231-5600
・三重県北勢福祉事務所【電話】059-352-0557
・子ども家庭課【電話】86-2875
問合せ:子ども家庭課こども家庭センター
【電話】86-2875
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