1月7日(日)に「令和6年東員町二十歳を祝う会」が総合文化センターで開かれ、208人が出席しました。出席した皆さんは「久しぶり!」「私のこと覚えてる?」と話しながら再会を喜び、写真撮影や会話を楽しんでいました。
皆さん、きらびやかな振袖やスーツなどを身にまとい、決意を新たに大人への第一歩を踏み出していました。
■二十歳の思い~希望を胸に成長していく~
○東員第一中学校 代表 川瀬崇太さん
私は「自分に嫌われない、好きな自分」であり続けたい。私にとって一番怖いことは、他人に嫌われられることではなく「自分が理想とする自分に向かって努力することができなくなる」ことです。
そのために大切にしていることは、自分に責任を持つことです。どう行動したか、どう問題を捉えたか、自分の感情など、すべて自分の決断によって成り立っていると考えています。つまり、今日の自分は、今までの決断の繰り返しであり、過去の決断の結晶とも言えます。過去の決断の繰り返しが現在ならば、現在の決断の繰り返しが、未来へ繋がっていくのだと思います。私たちは、長い年月を掛けてたくさんの決断を経て、私たちが描くそれぞれの理想を実現するため、現在の延長線上に未来があるという意識を持ちながら、一生懸命日々を過ごしていく必要があります。私たちは、今からでも未来を変えることができます。「選択」という行為は、私たちの手に委ねられています。誰もが持っている日常の「選択」によって形作られた自分自身を悲観せず、勇気と自信を持って自分の人生の舵を取ることが大切だと思います。
私たちはこれから、自分自身で現在を選択し、その選択の結果に対して、しっかりと両足で立ち呼応していく力、つまり、自分自身に責任を持てる力をつけていくことが大切です。
失った「時間」を取り戻すことはできませんが、失った「時間の価値」に値するものは取り戻せると考えています。私は、すべての気持ちを抱えながら、希望に満ち溢れた時間を過ごしていきたいと思います。
○東員第二中学校 代表 中澤和志さん
私のこれまでを振り返ると、実に失敗の多い20年間であったと思います。
小さなことから大きなことまで、たくさん失敗してきましたが、一方で、失敗が悪いことばかりではないということにも気付くことができました。「失敗したからこそ間違いに気付くことができた」という体験は、次第に「失敗を失敗のまま終わらせない」「恐れるのは失敗ではなく、失敗を恐れ挑戦しないことだ」という私の価値観を育みました。例え少なかったとしても、そこから得られた成功体験は、この先もずっと誇ることができるものです。
今私は大学で情報工学を学び、プログラミングの研究をしています。プログラミングは間違いがあればエラーが出て教えてくれます。
しかし、これから私たちが進む人生の中ではそうはいきません。私は、自分自身で間違いに気付き「なぜ失敗したのか」「どうしたら次に同じような失敗をせずに済むのか」ということを考え、この失敗を次の行動に活かすことができたとき、失敗に前向きな意味を見出すことができるのだと考えます。
この先もたくさんの失敗があると思いますが、失敗を活かし挑戦し続ける自分らしさを忘れない人でありたいと思っています。一人でわからないときは、周りに頼り、相談し、客観的に見てもらいたいと思います。また、周りからも同じように頼られ、相談されるような大人として成長していきたいと思っています。
この先も失敗を正面から受け入れ、大人としての自覚と責任を持ち、さまざまなことに挑戦していきたいと思います。
■実行委員に聞いてみた 将来の夢はなに?
「やりたいことをみつける」前川夏美さん
「心の拠り所になれる介護福祉士」井田千裕さん
「頼りになる救命士になる」山田穂高さん
「ありのままの保育士になる」澤田宙さん
「かっこよくなる」川瀬崇太さん
「自慢の兄になる」中澤和志さん
「立派な大人になる」福住拓真さん
「自分らしく生きる」中西柊乃さん
「幸せになる」吉田さくらさん
「起業する」中西達也さん
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