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自治体の皆さまへ

安心のまちづくりのために 第101回 高齢者の暮らしを考える

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三重県松阪市

■[記念対談 ~第2弾~]地域包括ケアシステムの多職種連携について
「地域包括ケアシステム」記念対談の第2弾です。
前回に引き続き、佛教大学社会福祉学部准教授の長友薫輝さんにファシリテーターをお願いし、医療・介護・福祉の専門職の皆さんにお話を伺いました。

中村文彦(なかむら ふみひこ)さん(松阪地区薬剤師会会長)
青木浩乃(あおき ひろの)さん(三重県介護支援専門員協会 松阪支部長)
黒井建志(くろい たけし)さん(松阪地区歯科医師会地域医療委員)

○ファシリテーター 長友さん
まずは、専門職の皆様の職種の強みをお聞かせください。

○中村さん(薬剤師)
薬の指導だけではなく、地域になるべく密着し、仕事を通じて地域の皆様に役立つことも大事にしています。

○黒井さん(歯科医師)
通院できる方から、最期のステージの方まで関われるというのが歯科の強みです。口腔ケアだけではなく、「食べること」「飲み込むこと」の「食支援」をテーマにしたとき、全職種の方とつながることができ、歯科の役割や意義を見出せました。

○青木さん(主任ケアマネジャー)
利用者さんやご家族の想いや希望に寄り添いながら、人生や生活の目標の達成を目指すケアプランを多職種チームと共有し、支援することは、ケアマネジャーならではの仕事のやりがいであり強みであると思います。

○長友さん
地域包括ケアシステムのさらなる推進に向けて、多職種連携に関わる希望や抱負などをお聞かせください。

○中村さん
患者さんやご家族にかかりつけ薬局や薬剤師に何でも相談してもらう。そしてその情報をケアマネジャーへ紹介して多職種へと共有したり、何かあれば気軽に相談してもらえる関係性を今後も築いていきたいです。

○黒井さん
最期まで好きなものを口から食べられるような、その人らしい生き方にも関わっていきたいです。また多職種連携も単なる顔の見える関係性ではなく、それぞれに何ができて何を考えているのかも見える関係性を大事にしたいですね。

○青木さん
松阪市における専門職のネットワークは、全国に誇れるほどの強固なものです。多職種で事例検討を行う研修会が年に何度も開催されていることも、その要因の一つでしょう。これからも、現在ある強固なネットワークを強みとしながら、仲間とともに知恵をしぼり、専門性を高める努力を続けていきたいと思います。

○長友さん
松阪地域の取り組みをもっと市民に発信できるといいと思います。今回はよい機会になったのではないでしょうか。今後も松阪市の「多職種連携」に期待大です。

問合せ:高齢者支援課
【電話】53-4099
【FAX】26-4035

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