■安心のまちづくりのために
皆さん、普段の食事ではバランスよく栄養を摂れていますか?
人間は一生のうちに約9万回、食事をすると言われていて、私たちの健康を大きく左右する重要な鍵となります。
今回は地域の介護予防の講座などでフレイル予防の重要性を伝えている阪本管理栄養士にお話を伺いました。
◆《インタビュー》地域で介護予防を広げる管理栄養士
〇フレイル予防のための食事について教えてください
フレイルとは、健康と要介護の間の虚弱な状態をいいます。体だけではなく心の状態も元気に保つために、食生活はとても重要です。これだけを食べたら良いというものではなく、色々なものを満遍なく食べて、バランスよく栄養を摂ることが重要です。普段の食事に偏りがないか見直してみましょう。たんぱく質は筋肉量を維持するために大切な栄養素です。しかし高齢になると、肉類を食べる回数が少なくなる方が多く、たんぱく質が不足しがちです。たんぱく質を補うために普段の食事に長期保存が可能な缶詰や卵、カニカマなど追加してみてください。たんぱく質摂取を意識した食生活を心がけてください。
〇地域の方へのメッセージ
40~50歳代のときは、メタボリックシンドロームに危機感を持たれていた方が多いと思うのですが、年齢を重ねていくと気をつけていただきたいのはフレイルです。一般的な知識やインターネットからの情報だけで自分の健康状態を判断するのではなく、かかりつけ医や専門職に相談し、食生活を見直してください。
〇参加者の声
・自分の食生活を見直してみようと思った。
・日頃から健康に気をつけてはいたけど、やっぱり食事は大事だと感じた。
《ワンポイントアドバイス!》
1日のたんぱく質摂取量の目安は、自分の両手にのる程度です。
肉や魚は、手の厚みくらいにしましょう。
■「ちゃちゃ」っと筋トレ「も~」っと元気に!日々の生活の中に筋トレを取り入れよう!(6)
◇全身運動
・両手足を大きく動かし足踏みをする
・左右合わせて20回を2セット
問合せ:高齢者支援課
【電話】53-4099
【FAX】26-4035
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