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自治体の皆さまへ

市長コラム

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三重県松阪市

◆大切な命をつなぐ救急体制
命にかかわる急な病気や交通事故などは、いつ、どなたにも起こる可能性があります。
もしもの時はどうするか。119番通報で救急車を呼び、搬送先の病院で治療をしてもらう。そんな状況が思い浮かぶと思います。では、どうでしょう。「119番通報しても救急車が来ない」「早期に治療をしてもらえない」そんなことは想像できるでしょうか。

市内の救急搬送は、松阪市ほか2町を管轄する広域消防組合が担っていますが、近年、全国の消防本部と比較して出動件数が突出して多く、令和5年は16,180件(1日50件超の日が94日)と過去最多を更新。このままでは限界を超え、「助かるはずの命が助からない」、そんな危険性が考えられました。
そのため、昨年松阪市では、逼迫する状況のほか、救急車の適正利用、かかりつけ医や救急相談ダイヤル24(0120-4199-17)などの活用、三基幹病院(松阪中央総合病院、済生会松阪総合病院、松阪市民病院)の選定療養費の徴収などを、広報紙等で広く皆さまにお知らせし、皆さまのご協力のもと、令和6年6月から12月の前年比では、相談ダイヤルの利用が増えるとともに、救急出動は16%も減らすことができました。

救急車の「適正利用」とは、必要な時には決してためらわず119番通報することでもあります。必要な時は確実に利用できる、命をつなぐ救急体制へのご協力にあらためて感謝を申し上げるとともに、安心して暮らせる松阪市であり続けるよう、これからも様々な対策を進めてまいりますので、引き続き皆さまのご協力をお願いいたします。

松阪市長 竹上真人

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