■安心のまちづくりのために
松阪地域(松阪市・明和町・多気町・大台町)では在宅医療や介護に携わる専門職が利用者(患者)情報をスムーズに共有するために情報共有システム(愛称“すずの輪”)を導入しています。“すずの輪”とは、インターネットを活用したクラウド型情報共有システムです。今回は“すずの輪”を管理している在宅医療・介護連携拠点(以下拠点)の横井さんと“すずの輪”を活用している虹が丘訪問看護ステーションの市川さんにお話を伺いました。
◆《インタビュー》~“すずの輪”を活用した医療と介護の連携~
〇拠点とはどんなところですか?
お話を伺った方/拠点横井さん
拠点は、松阪地域の在宅医療と介護の連携を支援し、市民や専門職の皆さまが、安心して過ごせるための「縁の下の力持ち」的な存在です。その一つとして、“すずの輪”の適正利用のための管理や、利用される専門職の方々の手続き、利用者(患者)の情報共有のための管理事務を行っています。松阪地域は、専門職間の顔の見える関係性の構築を大切にしているため、システム上でもスムーズな情報共有と連携を目指しています。
〇“すずの輪”を活用されていかがですか?
お話を伺った方/虹が丘訪問看護ステーション市川さん
専門職間での利用者(患者)の情報共有はご本人やご家族の同意を頂いたうえで行っています。電話やFAX等様々な方法がありますが、“すずの輪”では、タイムリーで正確な情報共有が可能です。食事の摂取状況等の患者様の様子や、生活の様子等専門職が関わっていない時間帯の情報も確認でき、文字だけでは伝えにくいことを画像で送ることが可能です。気になったこと等も共有でき、メリットを感じます。専門職が安心できることが、利用者(患者)の安心にもつながっていると感じています。
〇今後の課題は?
在宅医療を支えるには、多職種連携が不可欠です。日頃から専門職が密に連携をとり、協力し合える関係が大切です。セキュリティ対策も充実しており、安心して使っていただける“すずの輪”を多くの専門職に活用していただき、安心して住みやすい松阪地域を目指したいです。
■「ちゃちゃ」っと筋トレ「も~」っと元気に!日々の生活の中に筋トレを取り入れよう!(8)
◇バランス転倒予防に効果的
椅子に座った状態で、できるだけ早く足の開閉を行う始めは10秒程度から始め、慣れてきたら30秒行う
10秒~30秒を2~3回
できるだけ早く繰り返す
問合せ:高齢者支援課
【電話】53-4099
【FAX】26-4035
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