まずは知ることから『人権ってなぁに?』

24／38

■性的マイノリティの人権
皆さんは性的マイノリティという言葉を聞いたことはありますか。
性的マイノリティとは、同性が好きな人や自分の性に違和感を覚える人、または、性同一性障害などの人たちのことを言います。性的マイノリティを表す言葉としてレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、クエスチョニングなどの頭文字をとってLGBTQ+(プラス)と表現されることがあります。
性的マイノリティについては、現代社会でも理解が進んでいるとはいえず、偏見や差別、配慮に欠けた対応などにより精神的苦痛や社会生活上の困難など、生きづらさを抱えていると言われています。
LGBTQ+の当事者だと周りに打ち明けることを「カミングアウト」と言います。正しく受け入れてもらえないという心配で、カミングアウトに抵抗を感じている人もいます。もし、カミングアウトされた場合、その人の話を否定することなく、しっかり受け止めることが大切です。
今年6月23日には、多様性に寛容な社会の実現を目的に、「性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律(LGBT理解増進法)」が公布・施行されました。3年をめどに、施行状況などを検討し、必要に応じて見直す規定も設けられています。
誰もが相互に人格と個性を尊重し合いながら、共生する社会の実現のために、正しい理解を深めましょう。
[人権啓発推進本部さまざまな人権部会]

問合せ：ブランド推進課
【電話】24-1258【FAX】24-2474