【特集】桑名から羽ばたき活躍する二人に注目!COOL KUWANA(2)

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ヤスダスズヒトさん
イラストレーター、漫画家、デザイナーとして活躍中。マンガ『デュラララ!!』やライトノベル『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』などの人気作品のイラストを担当。現在、マンガ『夜桜四重奏～ヨザクラカルテット～』、マンガ『ブーツレグ』が月刊少年シリウスで連載中。

■今の仕事を始めたきっかけを教えてください。
絵を描くことはもともと好きだったのですが、高校生のころは落書きをする程度でした。本格的に描き始めたのは大学で美術部に入部してからです。美術部では油絵やアクリル絵を、趣味でマンガイラストを描いていました。子どものころからマンガが好きだったので、いろいろな先生の絵を真似して描くなど勉強しました。
絵を描き始めたころからインターネットが普及し始め、ネットで絵を発表すると見た人から反応があり、その意見を反映させて新しい絵を描く…というサイクルがスピーディーで楽しくなってきました。父の知り合いだった桑名の人にパソコンを組み上げてもらい、それを使って色を塗ることも楽しかったですね。
関西の大学へ進学したので、「関西コミティア」というイベントでオリジナルのイラスト本を出していました。小さいイベントでしたが、今でも活躍されているような上手な人も多く、とても刺激になり、足しげく通っていました。

■プロをめざそうと思った理由を教えてください。
インターネットでホームページを作り作品を発表している時に、出版社からイラスト制作の依頼をいただきました。大学卒業間近になると、一定量の仕事を頂けていたので、「プロとしてやっていけるかな?」と思い、踏み出しました。その後、マンガを描く方へシフトしていき、現在に至ります。もともと人付き合いがよいほうではなかったのですが、仕事を通じていろいろな人に出会えたことが、プロになってからの一番の思い出です。

■仕事をしていてうれしかったこと、大変なことを教えてください。
自分の作品がアニメになった時はやはりうれしかったですね。放送局が決まったら「桑名でも視聴できるか」を最初に確認するようにしています。今はほぼ見れるので、ありがたいです。
大変なことは…いつもヒーヒー言いながら休みなく描き続けなければならないので、体力面がキツイです。体力をつけようとジョギングと山登りを趣味にしていて、いつか御在所岳と多度山を登りたいなとタイミングを見計らっています。

■桑名の思い出スポットは?
桑名には高校生のころまで住んでいましたが、いい本屋がたくさんあり、マンガ好きの原点はそこにあった気がします。桑名駅周りの本屋さんを4軒ぐらいハシゴしたり、桑名駅前にあった商業施設「パル」の中にあった模型屋さんに通ったり。改めて思い出すと、パルの存在は本当に大きかったです。屋上遊技場から地下の「スガキヤ」まで、しょっちゅう入り浸っていました。あとは、お小遣いやお年玉をもらうと「いもや本店」へ行ってプラモデルを買うのが楽しみでした。

■どんな子ども時代でしたか?
小学生のころは学区内を足や自転車で走り回り、虫や魚を捕りまくっていました。特に近所には小川や用水路が多かったので、魚とりとザリガニ釣りは毎日のようにやっていて、「ミスタートンカチ」で買ったタモを使いつぶしては新品を買う…を繰り返していました。中学生になるとゲームにハマり、外で遊ぶことは減りましたが、電車通学だったので桑名駅周辺のお店情報はやたらと詳しかったです。

■これからの夢や展望を教えてください。
好きな少年マンガをずっと描き続けていくことが夢です。「この作家、桑名出身だよ」と話のタネにできるくらい有名になることが目標です!

《NEWS》
漫画・イラストレーション・インタビュー・対談集
「絵と言葉の記録ヤスダスズヒトCreator’s Book」発売中(講談社)

マンガ
「夜桜四重奏〜ヨザクラカルテット〜」
最新31巻　発売中(講談社)

《PRESENT》
マンガ「ブーツレグ」4・5巻　令和6年春発売予定(講談社)
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