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【伸びゆくまち・桑名】第24弾 世界へ、未来へ、桑名発の半導体

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三重県桑名市

◎桑名のまちづくりが進んでいく様子をシリーズ化してお伝えしていきます。

スマートフォンやテレビ、冷蔵庫、自動車など普段何気なく使用している電子機器には、すべて半導体が使われています。日々の暮らしに欠かせないさまざまな電子機器の中に組み込まれている半導体は、技術革新が進み世界中で需要が高まっています。
そのような最先端の技術の結晶である半導体が、桑名でも製造され世界各地で使用されています。多度町に工場があるユナイテッド・セミコンダクター・ジャパン株式会社(USJC)は、30年以上の半導体製造の実績があり、スマートフォン、自動車、家電、産業機器などあらゆる製品で使われています。桑名は自動車産業の集積地であり、今後はより多くの半導体を必要とする車載半導体に注力し、雇用の創出や関連会社への協力など地域の活性化の起爆剤として発展していくことが期待されます。

■持続可能な社会の実現への協働
昨年4月、市とUSJCは持続可能な社会の実現に向けて、包括連携協定を締結しました。
地域で活躍するデジタル人材の育成や学生の自転車利用の促進など地域経済の発展と脱炭素化に取り組んでいます。
具体的には、桑名駅北駐輪場を利用する学生が定期利用券を現金で購入する際の3%割引補助を行ったり、駐輪場の発券機のレジロール紙を環境配慮素材に変更したりするなど、環境保全に貢献しています。これからもさまざまなかたちでSDGsの取り組みを一緒に進めていきます。

■世界有数の最先端のテクノロジー
USJCの半導体工場では、最先端のオートメーション技術が取り入れられています。工場内では機械が天井のレールを動き回り、人の手が触れることなく半導体の製造を行っています。工場内に人は少なく、ほぼ全て遠隔で監視し、簡易なトラブルも監視室で対応ができるようになっています。
完全なオートメーション化で24時間稼働し、200~300種類の半導体を月3万5千枚も製造しています。今後も需要に応えられるよう、常に最新の技術を取り入れていきます。

■さまざまな分野で需要が高まる半導体
USJCはこれまでスマートフォンや家電、自動車などの基盤として使われる半導体を供給してきましたが、自動車の電動化が進むことによる需要に応えるため、(株)デンソーと協働し、車載モーターの稼働に必要なパワー半導体の製造に力を入れています。5月にはその半導体の初出荷が行われました。
日本で初めての直径300ミリのウエハー(円盤型の基盤)で、1枚から350個の半導体チップが製造できます。桑名発の半導体がさまざまな分野で活躍します。

【みえ半導体ネットワーク設立】
◆産官学協働で半導体産出県へ!
半導体産業の人材育成と事業支援に向けて取り組む「みえ半導体ネットワーク」が今年の3月に設立しました。三重県、四日市市、桑名市、三重大、県内の高等専門学校やUSJCを含む県内の半導体メーカーなどが参加し、学生が半導体に触れることで県内の企業に就職し、半導体を通じて三重県全体が盛り上がっていくことが期待されます。

問合せ:秘書広報課
【電話】24-1492【FAX】24-1119

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