【特集】“ なんかおもしろいこと” 始まる。揖斐川沿い・旧城下町エリア(1)

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七里の渡跡、桑名城跡・九華公園、六華苑のある揖斐川沿いは、旧東海道があり歴史的に見ても魅力のあるエリア。今、このエリアをもっと盛り上げようとさまざまな活動が行われていることをご存じでしょうか。今月号は、この旧城下町の動きに注目しました。

■近頃、住吉地区で民泊が誕生。なぜ?
かつて東海道の宿場町として栄えた七里の渡跡や六華苑などがある住吉地区は、桑名駅など交通網の発達により徐々に宿泊施設が減少。しかし現在、民泊や古民家を改装した宿泊施設が新たに誕生しています。

Q.なぜ住吉地区で民泊をスタートしたのですか?
住吉地区周辺は、中世の自由湊、東海道の宿場町として栄えてきた歴史がありますが、現在は、昔の繁栄が失われつつあるエリアです。
そのような状況下、かつての宿場町「桑名宿」のにぎわいを復活させようと私たち18banchiは「まちやど桑名宿」の事業を始めました。
まちやどの1棟目は、一の鳥居を目の前にする「川口町8」。周辺は、六華苑などの観光地も近く、歩いて散策するのも楽しいエリアのため、古くから残る桑名の魅力を体感していただけると考えています。民泊は、他に「本町10」「三之丸34」の合計3棟を運営しています。
今後は、それぞれ桑名らしい特色をもったまちホテルとして活動を広げていけたらと考えています。

Q.お客さんはどんな人が多いですか?
一棟貸しの宿泊施設が多いため、小さなお子さん連れのファミリーやグループ旅行の人がメインです。
一般的なホテルに比べ、周辺の環境が静かなことや気兼ねなく滞在できることが喜ばれています。また、桑名市民には、遠方の親戚や友人を招いたときの滞在先として選んでいただけるということもありました。

▽答えてくれたのは
18banchi
支配人　水谷　佳史(よしふみ)さん

■川辺でいろいろイベントスタート!
にぎわいを見せる住吉地区の一つである揖斐川河畔ではいくつかのイベントが開催されています。今回は「水辺で乾杯」「アロハラボ」という2つのイベントを運営する「くわなラボ」に話を伺いました。

Q.これまでに実践したイベントについて教えてください。
「水辺で乾杯」は、毎年7月7日の午後7時7分に、水辺で一斉に乾杯するという全国各地で行われている取り組み。桑名市では、住吉神社周辺で昨年初めて行われました。キッチンカーの出店をはじめ、音楽・ダンスのステージ、七輪を使ったBBQゾーンを設け、桑名城の一部を再建した「蟠ばんりゅうやぐら龍櫓」のライトアップを見ながら、楽しい夜を過ごしました。
ハワイをテーマにした「アロハラボ」は、2021年から毎年行っているイベントです。「公園を使って何か楽しいイベントできないかな」という思いから、地域の女性の協力を得て実現。SNSで告知して、500人くらいの人が集まりました。飲食系ブースやフラダンスのステージなど、会場はハワイアンな雰囲気に包まれ、イベントを満喫していました。

Q.今後、どんなイベントを考えていますか?
「水辺で乾杯」「アロハラボ」ともに、今後も毎年続けていけるといいですね。くわなラボ自体が、挑戦する人とそれを応援する人がつながり、街の発展につながっていく活動をやっていく予定なので、川辺で何かしたい!と考えている人たちも応援していきたいと思っています。コロナ禍でイベントが中止になっていた2020年には、ダンスの発表プロジェクト「FOCUSME」を実施。六華苑で撮影し、ユーチューブ上で公開しました。地域が盛り上がることは、イベントに限らずやっていきたいです。

▽答えてくれたのは
くわなラボ
藤本会計パートナー　藤本　純(じゅん)さん(本紙PDF版5ページ写真左)
かねき商店　水谷　将(しょう)さん(本紙PDF版5ページ写真右)

■新しい宿泊施設が続々登場!
「MARUYO HOTEL(マルヨ ホテル)」
1日1組限定の一棟貸ホテル。現代アート、工芸、食を愉たのしむ唯一無二な空間の宿。
所在地：船馬町23

「CASAWATARI KUWANA(カサワタリ クワナ)」
揖斐・長良川を望む桜堤を下った先に、ひっそりと佇むスモールラグジュアリーな古民家宿。
所在地：桑名663-7

■吉之丸でイベント開催計画中!
西塚　卓郎(たくろう)さん
柿安コミュニティパーク、三之丸公園で新たなイベント「Good Job Market」を開催しようと計画しているのが、西塚卓郎さんをはじめとする実行委員会の人たちです。「よい仕事(ヒト・モノ・コト)に出会えるマーケット」をコンセプトとして、桑名に多く人が集まるよう歴史スタンプラリーや桑名の竹を使ったオブジェの設置、各種マルシェ、音楽ステージなどを予定しています。日程は11月4・5日。100～150店舗が出店予定。ぜひ、遊びに来てください。

問合せ：この記事については秘書広報課
(【電話】24-1492【FAX】24-1119)