■考えてみよう、人権のこと~男女共同参画~
男女共同参画社会基本法の第二条に「男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会を形成する」と定められています。
2023年に発表された「ジェンダーギャップ指数(経済・教育・政治参加などの分野で世界各国の男女間の不均衡を示す指標)」の日本の総合順位は、146カ国中125位となっており、良い数字とは言えない状況です。その要因の一つとして性別役割分担意識が残っていることが挙げられます。
男性と女性ではさまざまな違いが生まれるのは当然のことではあります。しかし、個人の能力ではなく、性別を理由として役割を分担する制度や慣行もしくは考え方が、私たちの身の回りにないでしょうか。近年では、そのような意識にも変化があり、一定の進展は見られるようになっていますが、諸外国と比べると日本はまだまだ遅れているというのが現状です。
個々人が自分らしく生きるため、また男女間の不均衡をなくすために、男性も女性も一人一人が当事者として、「自分ごと」として男女の共同参画について考えていきましょう。
[人権啓発推進本部子ども部会]
問合せ:総務課
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