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メディカルニュース

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三重県桑名市

桑名市総合医療センター
形成外科 近藤 智月(ちづき)さん

今月のテーマ:形成外科って、何をするところ?

形成外科、と聞くとあまりなじみがなく、なかなかイメージがつきにくいかもしれません。一言で言うと、傷をきれいに治すことを得意分野とする外科系の診療科です。身体に生じた形や機能に対する悩みを解決し、人生を豊かにすることをめざしています。
主な診療内容としては、できものを取ること(良性・悪性腫瘍(しゅよう)の切除と欠損部の再建)、ケガややけどの処置(挫創(ざそう)や熱傷など外傷全般)、傷痕(きずあと)の痛みや痒(かゆ)み、ふくらみの治療(ケロイド・瘢痕拘縮(はんこんこうしゅく)に対する保存的治療や瘢痕形成手術)、まぶたのたるみを取り、視界をよくする手術(眼瞼下垂症(がんけんかすいしょう)手術)などです。術後はできるだけ傷をきれいに治すためのアフターケアや治療法をご提案します。
他にも、乳房切除後の失われた形を取り戻す治療として、当院乳腺外科と連携し、乳房再建手術を行なっています。また、顕微鏡下のスーパーマイクロ技術を用いた、世界最先端の治療にも力を入れています。女性のがんの術後で腫れてしまった腕や足(リンパ浮腫)に対し、少しでも元の生活に近づけ、将来的に重篤な浮腫や感染を起こしづらくするための顕微鏡手術や術後のサポートを行なっています。小児の副耳、耳瘻孔(じろうこう)、合指症、多指症などの生まれつきの奇形やあざなども、小児科と併行して診察、治療を行なっています。このように、診療内容は多岐に渡り、他科との連携も欠かせません。
他にも整容面、機能面で困ったことがあれば、気軽に当科へご相談ください。当センターでの治療が難しい場合は、三重大学医学部附属病院を含め、適切な病院へご紹介します。さらに詳しく疾患、治療を知りたい人は、三重大学医学部附属病院や日本形成外科学会のホームページをご覧ください。

問合せ:総合医療センター
【電話】22-1211【FAX】22-9498

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