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自治体の皆さまへ

まずは知ることから『人権ってなぁに?』

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三重県桑名市

■外国人との共生と人権(防災)
近年、さまざまな国籍の多くの外国人が国内で活躍しており、市内でも57カ国5300人以上の人が生活しています。
災害リスクの高い地域にお住まいの人も多く、外国人にとって、特に災害時には、次の3つの壁がより大きなものになると言われています。
(1)言葉の壁:災害時特有の言葉がわかりづらい
(2)心の壁:災害に対しての経験や教育、文化の違いで、何が起こるのか分からず不安
(3)制度の壁:災害時の特別な仕組みや手続きが分からない(避難所は無料なのか知らないなど)
市では、災害時に外国人が避難してくることを想定し、避難所看板は、ピクトグラムを活用するとともに、多言語表記(英語、ポルトガル語)としています。
また、外国人を対象とした防災学習の機会を提供しており、昨年度は「外国人住民体験型防災セミナー」として、68人に防災講話、防災体験を受講していただきました。参加した人たちからは、「初めての体験だった」「SNSで発信したい」などの意見があり、災害時の3つの壁を崩す第一歩になったのではないかと思います。
外国人の中には、地震が起こっても津波などの危険を知らない人もいます。そのため、災害時の外国人の避難誘導には市民の皆さんのご理解とご協力が必要となります。
「津波警報」などが発表された時、外国人が危険な場所にいる場合は、近くにいる日本人が「とてもたかいなみ『つなみ』がきます。たかいところににげましょう」とやさしい日本語で声を掛け、一緒に高台などの安全な場所に避難していただきたいと思います。
[人権啓発推進本部外国人部会]

問合せ:防災・危機管理課
【電話】24-1185【FAX】24-2945

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