チャレンジできる場所、探しています

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昨年の広報くわな1月号で紹介した(株)On-COが運営する「さかさま不動産」で、桑名で初めてマッチングしました。さかさま不動産は、空き家で何かをチャレンジしたいと考えている借り手と、その思いに賛同する貸し手をマッチングする仕組みです。今回はマッチングした人の思いと桑名でチャレンジしたいと思っている人たちを紹介します。

■桑名で新たなチャレンジスタート!コミュニティスペース「あんど」オープン
子どもたちが外では看板作り。家の中では地域住民や企業などからの好意のお菓子をもらったり、遊んだりしています。

マッチングした物件で、今年10/22、コミュニティスペース「あんど」がオープンしました。放課後の小学生の遊び場や勉強の場、高齢者の散歩の休憩スポット、子育て世帯の子育てサロンだけでなく、近隣の小学校と連携した不登校児や保護者の自宅以外の居場所、高齢者対象の健康教室、フードドライブとしてなどさまざまな活用を行っていく予定です。

◇地元のご縁がきっかけ
森　輝(ひかる)さん
桑名市出身・在住。
「一般社団法人ファンプラスもり社会福祉士事務所」代表
仕事の関係で、介護や不登校・ヤングケアラー・生活困窮などさまざまなご家庭の支援を経験する中で、まわりに相談できず悩みを抱え込むことで、孤立化してしまう人がいることを感じました。そういった人たちが気軽に立ち寄り、話ができる場所を探していました。さかさま不動産に掲載したところ、地元の人から声をかけていただき、トントン拍子に進み実現することができました。「あんど」の由来は、「and」と「安堵感」で「誰かと一緒になれる、安心できる場所にしたい」ということです。

◇マッチングのおもしろさを再認識
On-Co代表　水谷　岳史(たけふみ)さん
今回のマッチングのきっかけは、昨年の「広報くわな」1月号で特集していただき、貸し手が借り手の思いに共感を持ったこと。貸し手は森さんとは地元の知り合いで信頼して貸すことができたと言います。何もなければマッチングしないことが、さかさま不動産という仕組みを通したことによって、お互いの気持ちが同じ方向に進むことのおもしろさを再認識できました。