9月の市議会定例会で令和5年度決算が認定されました。決算は、一年間にどれだけのお金が入り、どのように使われたのかを明らかにしたものです。
桑名市長 伊藤徳宇
令和5年度決算におきましては、市税収入が増収となり、2年連続で過去最高額を更新いたしました。
今後も、確固たる財政基盤を基に、パブリックトランスフォーメーション=行政変革のもと、健全な財政経営を行い、夢のある未来につながる「桑名らしいまちづくり」を進めてまいります。
■一般会計・特別会計・企業会計
■一般会計内訳
歳入歳出差し引き29億8,878万6千円は、全額令和6年度に繰り越しました。
■市の財政状況を示す主な指標
▽将来負担比率とは
地方債の残高など、市の一般財源等が、将来負担すべき実質的な負債の規模を示す指標であり、この数値が低いほど将来の負担が低く、財政は健全といえます。
▽経常収支比率とは
地方税や地方交付税に対し、人件費や扶助費、公債費などの削減することが容易でない義務的な経費が占める割合で、この数値が低いほど財政構造のゆとりがあり、財政は健全といえます。
■市の貯金と借金
▽財政調整基金とは
経済状況の変動による大幅な税収の減少や災害などの予期できない支出に備えるための基金で、一般家庭の特に目的を決めていない預貯金にあたります。
▽臨時財政対策債とは
地方交付税の不足分を補うために特例として認められている地方債で、償還費用は全額、国が負担するため、実質的な市の負担は生じません。
■令和5年度決算の概要
市税収入が昨年に引き続き過去最高となり、市の貯金である基金残高は8年連続で過去最高額を更新し、市の借金である地方債残高は減少するなど、実質的な将来の負担を示す「将来負担比率」は平成19年度の算定開始以来、最も改善した比率となりました。
また、財政構造のゆとりを示す「経常収支比率」は物価高騰や社会保障経費の増加などの影響を受け、上昇しましたが、新型コロナウイルス感染症拡大以前の水準を維持しています。
この記事に関する問い合わせは
問合せ:財政課
(【電話】24-1137【FAX】24-6312)
企業会計については
問合せ:上下水道部企画総務課
(【電話】49-2005【FAX】48-3585)
<この記事についてアンケートにご協力ください。>