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第34弾 伸びゆくまち・桑名

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三重県桑名市

桑名のまちづくりが進んでいく様子をシリーズ化してお伝えしていきます。

■スムーズな交通で広がる地域の可能性大山田PAスマートインターチェンジ(仮称)
令和2年から計画、検討、調整を行ってきた、大山田PAに連結するスマートインターチェンジが今年9月6日に新規事業化することが決定し、現在、整備に向けて準備を進めています。東名阪自動車道桑名東インターチェンジと桑名インターチェンジの中間に位置する大山田PAスマートインターチェンジ(仮称)は、上り線、下り線で乗り降り可能なフルインター形式で、ETC車載器を搭載した全車種対応、24時間運用となります。スマートインターチェンジが設置されることでさまざまな効果が期待されます。

〔伝達式〕
9月30日に市役所で北勢国道事務所長から市長へ大山田PAスマートインターチェンジ(仮称)連結許可書の伝達が行われました。

▽スマートインターチェンジとは
高速道路の本線やサービスエリア、パーキングエリア、バスストップから乗り降りができるように設置されるインターチェンジで、通行可能な車両(料金の支払い方法)を、ETCを搭載した車両に限定しているインターチェンジです。

●スマートインターチェンジの整備で期待される効果
《効果(1)》産業活動の支援
スマートインターチェンジの整備により、産業誘導ゾーンから高速道路インターチェンジまでに所要時間が約4~8分短縮されます。さらに、産業誘導ゾーンから高速道路インターチェンジへのアクセス性が向上することで、計画中の企業立地が完了した場合、約5000人の雇用増加、年間約12.6億円の税収増加が期待されます。

▽地域企業の声
ヤマモリ(株) 理事 営業本部
SCM統括部長 近藤政幸(まさゆき)さん
製品の発送や原材料の調達などの運搬にかかる時間が短縮されるので、とても期待しています。
また、名古屋方面から高速道路を利用して通勤している従業員もいるため、通勤時間が短縮されることで時間にゆとりをもてるようになるのではないかと思います。ぜひとも、早く整備を進めていただきたいです。

(株)HME 専務執行役 加工事業部
事業部長 石川智嗣(ともつぐ)さん
精密部品を取り扱っているので、ガタガタな道や狭い道は製品に影響が出てしまいます。スマートインターチェンジが設置され道路が整備されることで、安心して製品を運搬することができます。
また、運搬にかかる所要時間の短縮や、製品出荷の定時制が見込めるので、非常に便利になると思います。

《効果(2)》交通渋滞の緩和
産業誘導ゾーンから東名阪自動車道への既存のアクセスルートでは、慢性的な交通渋滞や速度低下が発生していましたが、スマートインターチェンジを整備し、交通を分散させることにより、交通事故の減少や、住宅団地内における通過交通の軽減も見込まれ、地域に住む人の生活環境改善にもつながります。

《効果(3)》住民生活の利便性向上
陽だまりの丘地区から名古屋方面への高速バスは、通勤・通学などで1日に約1800人が利用しています。スマートインターチェンジの整備により新規高速バス路線が開設し、運行ルートが見直された場合、陽だまりの丘地区から東名阪自動車道への運行時間が約10分短縮します。

通勤・通学の年間損失時間:往復20分×245日(土日祝除く)=82時間
※1人あたり82時間の削減!!

《効果(4)》防災機能の強化
三重県広域受援計画において大山田PAは自衛隊などの進出拠点になっています。防災拠点施設や指定避難所へのアクセスには、桑名東インターチェンジ、桑名インターチェンジからの進出が必要でしたが、スマートインターチェンジの整備により、大山田PAから直接進出が可能になり、迅速な支援活動が期待されます。

問合せ:秘書広報課
【電話】24-1492【FAX】24-1119

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