三重県出身の作家・中條ていの小説「アイミタガイ」を映画化。ウエディングプランナーとして働く女性・梓(あずさ)を黒木華が演じています。「アイミタガイ」とは、「相身互い」。誰かを思ってしたことは、巡り巡って見知らぬ誰かをも救うという、言葉の意味がじんわりと心に染みこんでくる、そんな映画です。
■駅前や商店街、中学校、民家など多くの撮影が市内各地で行われました
登場人物は近鉄名古屋線が生活圏。桑名をはじめ、名古屋や蟹江、四日市、津でもロケ撮影が行われました。市内では、桑名駅や桑名寺町通り商店街、歴史を語る公園など、市民にとって馴染みのある場所で撮影が行われました。他にも「市内にこんな場所があったんだ」と市民も驚くようなスポットや、懐かしの桑栄メイトも登場します。
▽桑名駅前
桑名駅前桑栄メイトやペデストリアンデッキなど、懐かしの建築物が…。思わず「懐かしい!」と口に出てしまうかも!
▽近鉄桑名駅
ホームや電車内など、多くのシーンが撮影されました。満員電車のように見える車内のシーンは、多くのエキストラが乗り込みました。
▽桑名寺町通り商店街
梓が恋人の澄人(すみと)と待ち合わせをする場所として登場する寺町通り商店街の広場。昼と夜、どちらも登場します。
▽揖斐川沿いの堤防
澄人が桜を撮影する様子に、同じように撮影した記憶のある人は多いのでは?
▽レストランRocca
六華苑が見えるレストランで、梓とその親友・叶海(かなみ)がカフェタイムを楽しむ様子が描かれています。
「劇中に登場するモンキーバナナは、市内の「安藤食品サンプル」が製作!」
■監督インタビュー
草野 翔吾さん
映画監督。映画『にがくてあまい』や『彼女が好きなものは』などの監督や、『こっち向いてよ向井くん』『民王R』などのドラマも多数手がける。
この作品は、映画監督の故佐々部清さんが生前温めていた企画を私が引き継ぎました。佐々部監督は、桑名を舞台にすると決めていらっしゃいました。佐々部監督の思いを継ぎ、私も何度も桑名を訪れ、桑名のまちの温かさを感じ、やはり桑名で撮影したいと思いました。
桑名での撮影は、いろいろな偶然が重なった奇跡のような出会いが多くありました。撮影前のロケハンで市内を歩いていた時に、イメージにぴったりの家に出会いました。持ち主の人は素敵なご婦人で、今は誰も使っていないからと快く使用許可をいただき、桑名の人の温かみを感じました。映画のテーマの一つでもある人と人のつながりを桑名で実感することができました。
他にも、撮影したい場所がちょうど工事で空き地になり使用できるなど、ミラクルの連続でした。
○エキストラさんの声
森田琉矢さん
寺澤ゆかりさん
伊藤仁美さん
松田まゆみさん
小川慎矢さん
●~11.30(SAT)「デジタルスタンプラリー開催中!」
ロケ地をめぐってデジタルスタンプを集めると、スタンプ数に応じて映画オリジナルグッズやパークチケット、三重県の名産品などが当たります。開催地は名古屋、蟹江、桑名(2カ所)、四日市、津の6カ所。参加方法の詳細はQRコード(本紙PDF版7ページ参照)から確認してください。
●イオンモール桑名〜11.17(SUN)
●TIME TRIP桑名~〜11.24(SUN)
「映画のパネル展を開催!」
イオンモール桑名、TIME TRIP桑名でパネル展を開催しています。撮影時の様子やエピソードをまとめたもので映画鑑賞後に観ていただくと、より楽しんでいただける内容です。その他、ロケ地ツアーの開催も予定しています。詳細はQRコード(本誌PDF版7ページ参照)から確認してください。
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