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自治体の皆さまへ

公共施設の未来を考える

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三重県桑名市

■将来を見据えた公共施設などの最適な配置に取り組んでいます。
市内には市役所や文化施設などの公共施設が約200カ所あり、その多くが老朽化により建て替えの時期を迎えようとしています。一方で、人口減少や少子高齢化が進む中、限られた財源での対応が求められます。
市では、将来にわたって市民の皆さんにより良い状態で公共施設を利用していただけるよう、時代のニーズに対応した公共施設の再配置やサービスの提案を考えていく「公共施設マネジメント」の取り組みを進めています。

《桑名市の現状》
○人口割合の変化
人口減少が進む中、年少人口、生産年齢人口が減り、老年人口が増えます。

「これからの時代に合った施設が必要です!!」

○公共施設の老朽化
近い将来半数以上の施設が築50年以上となります。

「維持管理費がどんどん増えてしまいます」

○財政負担の増加
「桑名市公共施設等総合管理計画」では、現在の公共施設の今後50年間に必要な更新費用を約45億円/年と試算していますが、財政推計により、今後の公共施設の改修などに投じることができる経費は約15億円/年とされています。

「人口が減って高齢化も進み、使えるお金が限られているから、全ての公共施設を維持し続けることは難しいんだ。」

《公共施設マネジメントとは》
○桑名市公共施設等総合管理計画とは
市では、公共施設などの総合的かつ計画的な管理を推進するため、平成27年6月に「桑名市公共施設等総合管理計画」を公表し、その実行計画である「第1次アクションプラン」に基づき公共施設マネジメントを進めています。

「市ホームページ「桑名市公共施設等総合管理計画」(本紙PDF版8ページQRコード参照)」

○公共施設マネジメントとは
公共施設マネジメントとは、公共施設のこれからを、以下の点を考慮して、検討していく取り組みです。施設がなくなっても、そこで行われていた機能(サービス)は損なわないよう、地域のニーズに合わせたマネジメントを進めていきます。

※DX(デジタルトランスフォーメーション):IT・デジタルを活用し、人たちの生活をより良いものに変革すること。

「施設自体がなくなっても、今までのサービスがなくなるわけではないんだ!」

《公共施設マネジメントの手法》
市が進める公共施設マネジメントは、単に施設を減らし経費削減を図るだけではなく、市民の皆さんの利便性が向上するよう、公共施設がより良い形になることをめざしています。

○例1

○実例「又木茶屋」
休館していた施設を民間事業者による飲食事業として再活用

○例2

「消防本部の高台移転」「大山田分署の老朽化」「大山田地区市民センターの老朽化」などの課題を解決するために、複合化

◆将来のために
公共施設マネジメントは桑名市に限らず全国の自治体が抱えている問題です。公共施設が減ると「不便になる」という考え方ではなく、例えば他の公共施設と集約することで「通いやすくなる、にぎわいが生まれる、便利になる」という「プラス」の発想で、「公共施設の未来像」を描いていきます。
「今」だけではなく、将来を担う「子どもや孫世代」になっても安全・安心に使えるように、持続可能な公共施設のあり方をともに考えていきましょう!

問合せ:グリーン資産創造課
【電話】24-1217【FAX】24-6312

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