今月のテーマ:地域と共に支えあう
今回伺ったのは「桑名福祉ヴィレッジ」です。オープンから2年が経ち、利用者だけでなく、地域の人たちからもご利用いただいている様子を見てきました。
総センター長の中川さんに、まず案内してもらったのは「らいむショップ」。オープン当初と比較すると、店内のラインナップが変わっていました。特に面白いなと感じたのは、お菓子のバラ売り。まるで駄菓子屋さんのようです。中川さんいわく、保育園帰りのお子さんや、帰宅途中の小中学生がよく購入されるそうです。そして驚いたのが、レジの担当者がなんと地元の連合自治会長さん!福祉ヴィレッジを、地域の皆さんに愛される場所にしようと、自治会挙げて応援してくれていました。うれしいですね。
次に案内してもらったのは「ヴィレッジセンター」。2階は会議室になっていて、最近は議会や福祉関係の視察対応がとても多いそう。前例のない取り組みなので注目度の高さを感じます。そして1階は、誰でも自由に利用できる交流ラウンジになっています。桑名の竹でできたテーブルとイスの雰囲気が良いのか、普段は学校帰りの子どもたちがよく勉強しているそうです。あいにくこの日は雨で学生の姿はありませんでしたが、お迎えのお母さんたちが談笑していたり、家族でおやつを食べていたりする様子を見ることができました。
この2年間でずいぶん施設の存在が当たり前になり、みんなで支えあう社会に向けて、地域の輪が広がっているのを感じます。ぜひ、新しい福祉のかたちを感じるために、一度桑名福祉ヴィレッジを訪れてみてください。
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