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自治体の皆さまへ

第27弾 伸びゆくまち・桑名

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三重県桑名市

◎桑名のまちづくりが進んでいく様子をシリーズ化してお伝えしていきます。

■新しい福祉のかたちを実現地域と共に支えあう「桑名福祉ヴィレッジ」

「多世代共生施設らいむの丘」
所在地:星川2239-1(【電話】41-3820【FAX】41-3828)

令和4年4月にオープンした桑名福祉ヴィレッジは、市社会福祉協議会が運営する「多世代共生施設らいむの丘」と市が所有する「ヴィレッジ公園」「ヴィレッジセンター」で構成されている多世代交流・多機能型の福祉施設です。
一つの場所に、保育園、養護老人ホーム、母子生活支援施設、生活介護施設など、さまざまな福祉施設を集約し、対象者や分野の垣根を超えて、相互に連携し、地域が直面している福祉の課題の解決に取り組んでいます。
保育園と児童発達支援センターが併設されていることで、保育園に通いながら支援を受けられるなど、施設内で連携し、途切れのないサービスを受けることができます。
オープンから2年。地域の人の交流の場にもなっている福祉ヴィレッジをどのような人がどのように利用しているのか紹介します。

■地域の人の憩いの場に
▽ちょこっと買いが人気の秘訣「らいむショップ」
食品から日用品まで幅広く販売しています。生協の商品や駄菓子などはバラ売りされており、1個から購入可能。ちょこっとずつ買える手軽さが魅力です。
障害者就労支援事業所が収穫した野菜を販売していることも。旬の野菜が安価で手に入るため、とても人気があるそうです。

▽学生にも人気「ヴィレッジセンター」
1階には、誰でも自由に利用できる交流ラウンジ、2階には、予約制で利用できる会議室があります。
交流ラウンジは、昼間は地域の人たち、夕方は学校帰りの学生がよく利用しています。家よりも勉強がはかどるのだそう。遊びに来た小学生も続々と集まり、地域の子どもたちの居場所になっています。

■オープンから2年
桑名市社会福祉協議会会長
川瀬 みち代さん
▽これまでを振り返って
桑名福祉ヴィレッジは、「支えあい」「つながり」を大切にし、どんな立場の人も生活に関する困りごとを相談でき、お互いに助け合うことをめざしてきました。
オープンしてからこれまで、新たなチャレンジの連続でした。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、大変なこともありましたが、どんな時も、地域の人に寄り添えるよう、職員一人一人が、知恵を出し合い、乗り越えてきました。
2年が経ち、各施設も多くの人に利用していただき、地域の人からも桑名福祉ヴィレッジについて知ってもらっているという手応えを感じています。

▽地域に開けた福祉の拠点をめざして
桑名福祉ヴィレッジが、誰もが気軽に立ち寄れて、ほっと一息つけるような場所になることで、人の交流が生まれ、福祉を「他人事」ではなく「自分事」として捉えるきっかけになってほしいです。
ヴィレッジセンター、らいむショップに訪れる学生が多いことにも喜びを感じています。子どもたちに福祉を身近に感じてもらい、将来、桑名の福祉を担う人が増えることを願っています。
今後も、地域に開けた福祉の拠点となれるよう事業運営をしてまいります。ご支援、ご協力をよろしくお願いします。

問合せ:秘書広報課
【電話】24-1492【FAX】24-1119

《施設利用者の声》
▽らいむの丘保育園
・保護者の加藤さん
「4歳と2歳のお子さんがらいむの丘保育園に通園しています。」
らいむの丘保育園は保育士さんだけでなく、保育園以外の施設のスタッフも子どもの名前を覚えていて、あいさつしてくれたり、話しかけてくれたりします。
保育園の帰りに、ヴィレッジセンターで子どもとお菓子を食べていると、小中学生が話しかけてくれるなど、世代を超えた交流ができるのもうれしいです。

▽シルバーサポートらいむの丘ハウス
・稲垣さん
「入所して約3年」
一人一人個室があって、プライベートな時間を確保できるのがいいですね。ほかの入居者さんともあいさつを交わしたり、話をしたり、程よく人とのつながりがあるのも魅力です。

・武田さん
「入所して約3カ月」
義妹の紹介で、らいむの丘ハウスを知りました。普段は、自室で過ごすことが多いですが、これからは、交流イベントなどをしたいです。スタッフさんに相談してみようと思っています。

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