◎第9期介護保険事業計画・第10期老人福祉計画
このたび、2024(令和6)~2026(令和8)年度の3年間を計画期間とする桑名市地域包括ケア計画(第9期介護保険事業計画・第10期老人福祉計画)を策定しました。
計画では、重点的に取り組んでいく施策を設定し、計画を効果的に推進していきます。
■計画の背景と目的
わが国の65歳以上の人口は現在3627万人と過去最多であり、高齢化率(総人口に占める割合)も29・1%と過去最高となっています。高齢者の人口割合は今後も長期にわたり増加傾向が予想されています。
本計画は、団塊の世代が75歳以上となる、いわゆる2025年問題を計画期間に含んでおり、団塊ジュニア世代が65歳以上になる2040(令和22)年、さらにその先、介護ニーズの高い85歳以上人口がピークを迎える2060(令和42)年を見据え、地域の状況と介護需要の動向を考慮し、サービス基盤整備や、それを支える人的基盤の確保などを進めていく必要があります。
《高齢者人口の推移》
〈資料〉2015(平27)~2020(令2)年は国勢調査、2025(令7)~2070(令52)年はコーホート法による推計(基礎データ:2017(平29)年および2022(令4)は10月1日現在の住民基本台帳人口)
■保険料負担の増大の抑制
介護保険制度は、必要な介護サービスの量に応じて保険料を算出しています。
市では、他の自治体に先駆けて、地域包括ケアシステムの構築を進めてきました。介護予防、健康づくりの取り組みや通いの場の創出など、そして何より市民の皆さんのご協力による効果が表れてきています。
その結果、第9期の保険料基準額は5701円(月額)となりました。第8期と比べ50円増と微増にとどまり、全国や県内の平均と比べると低位に推移しています。
今後も、第9期計画の施策などを着実に推進し、住み慣れた地域でいつまでも自分らしく暮らし続けられる社会をめざしていきます。
◇地域包括ケアシステムとは
医療や介護が必要な状態になっても、住み慣れた地域で暮らし続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される仕組みづくりや地域づくりのことを言います。
問合せ:介護高齢課
(【電話】24-1170【FAX】24-3133)
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