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キラリくわな人

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三重県桑名市

陶芸家
加賀 瑞山(ずいざん)さん

萬古焼の創始者、沼波弄山(ぬなみろうざん)の技術再興をめざした初代瑞山の孫で、三代目の加賀さん。平成13年に県指定無形文化財の「桑名萬古(赤絵)」の技術保持者として認定され、先日、第23回三重県文化賞の最高位の文化大賞を受賞されました。
文化大賞は、概ね30年以上の活動歴を有し、県の文化の向上に貢献した人や団体に贈られ、今回、加賀さんのこれまでの活動や功績が評価されました。
加賀さんは現在も茶陶を中心に、意欲的に作陶を続けており、1年でなんと500点もの作品を作っているとのこと。しかし、その中でも自分が納得して世に出せるものは、1割程度だそうです。
萬古焼の大きな特徴は、陶器に赤絵を付けているところであり、他にはほとんどない萬古焼の魅力だと加賀さんは言います。
また、加賀さんが萬古焼を作る際に心がけていることを尋ねると、「自分が作ったものを誰かが見て、『この器に料理を盛りたい』『この茶碗でお茶を飲みたい』と思ってもらえるようなものを作ること」だと教えてくれました。
陶芸を始めて約60年。今後については、これまでの経験を生かし、萬古焼に限らず、いろいろな焼き物作りを楽しみつつ、後の世代にもこの魅力を伝えていきたいと笑顔で話してくれました。

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