今月のテーマ:広域避難訓練を実施
本市では南海トラフ地震により津波が発生した場合に、自分が住んでいる地区から他の地区へ、または、市町の境界を超えて他の市町へ避難する「災害時広域避難計画」を令和5年4月に策定しました。
今回はこの計画をもとに行われた訓練についてご紹介します。
昨年11月に桑部地区自治会連合会と城東地区自治会連合会、12月に大山田地区自治会連合会と長島中部地区自治会連合会、それぞれの地域が主体となり、各種関係団体、学校関係者などのご協力のもとに、南海トラフ地震により津波が発生したという想定で、浸水想定区域外の避難所へ避難する訓練と相互応援の体制構築について訓練が実施されました。
●避難所の安全確認(写真(1))
避難所となる建物の安全確認の方法や地震自動解錠BOXについての訓練を実施しました。安全確認の方法やBOXの仕組みを理解することで、非常時にも円滑に避難所の開設ができます。
●避難所のレイアウト説明(写真(2))
避難所をレイアウトする際の通路確保の重要性や注意点を学ぶとともに、パーテーションの設置訓練を実施しました。パーテーションを設置することで、避難者のプライバシーを確保することができます。
●仮設トイレの設置(写真(3))
避難生活で重要となる仮設トイレの使用方法を学ぶとともに設置訓練を実施しました。実際に体験することで、使用上の注意点などを理解することができます。
※各写真は本誌PDF版12ページをご覧ください。
本市の沿岸地域は津波による浸水のおそれがあるとともに、長期間にわたり浸水が継続することが想定され、被害の状況によっては、自分が住んでいる地区とは違う地区での避難生活を強いられる可能性があります。こうした場合でも、できるだけ円滑な避難所の開設・運営をしていくために、それぞれの地区の皆さんの連携と協力、つまり「共助」が不可欠となります。
今回のような訓練が共助を拡大するための大きな一歩となり、今後も訓練を継続していくことで地域防災力の強化につながっていくと考えています。
問合せ:防災・危機管理課
【電話】24-1397【FAX】24-2945
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