キラリ★くわな人

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リコーダー奏者
中村　栄宏(ひでひろ)さん

桑名市出身のリコーダー奏者の中村さん。ソフトバンク(株)にエンジニアとして入社後、音楽家への転向を決意し退社。その後、オランダ・アムステルダム音楽院リコーダー専攻を学部、大学院ともに特別栄誉賞付き満点主席で卒業し、現在は演奏活動、指導を中心に、東京藝術大学教育研究助手としても活躍されています。
中村さんのリコーダーとの出会いは、小学3年生の音楽の授業。音楽専科の先生のおかげで、リコーダーの面白さに気づき、どんどんのめり込んでいったそうです。「小学生のころは、知っている曲が吹けるようになってくると楽しくなり、1日中吹いていた」と中村さんは振り返ります。中村さんが演奏で大切にしていることを尋ねると、「自分が思い描いたように音を並べること。理想的な音色・音程であることを常に意識している」と教えてくれました。
また、リコーダーの魅力について、「リコーダーは構造がシンプルなため、息遣いをダイレクトに表現でき、私にとっては最も自然で、魅力に満ちた楽器です」と中村さんは言います。
今後については、「誰もが吹いた経験を持つのに、その真価がこれほど知られていない楽器も珍しい。ぜひたくさんの人たちに、リコーダーという楽器のすばらしさを知ってもらえたらうれしいです」と話してくれました。