■魅力に溢(あふ)れたまちをめざして
桑名市長 伊藤 徳宇
あけましておめでとうございます。
市民の皆さまには、健やかに新春を迎えられたことと、お慶び申し上げます。昨年の桑名市長選挙では、多くの市民の皆さまからご支援をいただき、引き続き市長を務めさせていただくこととなりました。これまでの3期12年では、さまざまな事業に対し、皆さまのご支援のもと一定の成果を得ることができたものと感じておりますが、今後も魅力に溢れたまちをめざして、しっかりと対応してまいります。
まず「誰一人取り残さない社会」の実現です。社会的孤独への包括的な支援体制の構築、保育や教育の充実、未来を担う子どもたちや女性が輝ける施策の推進を含め、共生社会の理念のもと、若者から高齢者などあらゆる世代がウェルビーイングを実感できるような施策を行います。そして、お一人お一人が生きがいと誇りを持って暮らせる桑名市を、市民の皆さまと共に築いてまいります。
次に「時代の変化に対応した行政」への改革です。今後、ますます人口減少が進み、社会全体の構造もさらに大きく変化していく中、これまでのまちづくりを踏まえながら、この新たな時代に即応するための市政運営に取り組んでまいります。そのような中、人口減少対策パッケージによる各種施策や、公民連携による公共施設マネジメント、デジタル技術の積極的な活用、外国人住民への日常生活支援の充実などを進めてまいります。
また、災害や南海トラフ地震への対策としてインフラの強じん化などに取り組んでまいります。
最後に「安定した財政基盤の確立」です。昨年は大変うれしい出来事がありました。大山田パーキングエリアに連結するスマートインターチェンジの新規事業化が決定されたことです。本市の将来に向けた取り組みを実行するために、特に大山田パーキングエリアのスマートインターチェンジと、都市計画道路「桑名北部東員線」の早期完成は重要です。企業誘致の推進と多度南部エリアの経済成長を加速させるとともに、安定した税収の確保が図られ、地域の発展における重要な転換点となりますことから、一日も早い完成をめざして円滑なインフラ整備を促進してまいります。
引き続き市政に対しご支援、ご協力を賜りますようお願いいたします。
■市民の皆様のために、開かれた議会へ
桑名市議会議長 愛敬 重之
あけましておめでとうございます。
市民の皆様におかれましては、希望に満ちた新春を健やかにお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。
日ごろは、市政並びに市議会の活動に対しまして、皆様の温かいご理解と力強いご支援を賜り、心からお礼申し上げます。
私は、令和6年12月定例会におきまして、議員各位のご推挙により第23代目となる議長に就任することになりました愛敬重之でございます。誠に身の引き締まる思いであります。議長として住民福祉向上と市政発展のため全力を傾注し、市民の皆様の期待と信頼に応えてまいりますので、格別のご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
さて、近年、物価上昇が進み、市民生活や地域経済にさまざまな影響を及ぼしています。特に生活必需品の価格上昇は家計に直接的な打撃を与え、多くの方々が困難な状況に直面しています。先月実施しました議会報告会でも「物価高騰の市民生活に対する影響について」をテーマに、市民の皆様と意見交換をさせていただきました。市議会といたしましても、市民の安全と安心を第一に、皆様の声を反映させた政策提言をはじめ、真摯な議論を重ねて課題解決に尽力してまいります。
本年は、いよいよ4月1日から桑名市こどもの権利条例が施行されます。この条例は、市内小中学校の児童・生徒との意見交換等を経て、市議会教育福祉委員会の発議により可決されたものです。条例の制定により、全てのこどもの権利が保障される社会の実現に向けた取組が促進するものと期待しています。
私たち市議会では、市民の皆様に開かれた議会を目指し、議会いきいきトークや議会報告会の開催、YouTubeチャンネルで議会のしくみや定例会のポイントを紹介するなど、市政への理解を深める取り組みをしています。市民の皆様に寄り添い、桑名市の未来を共に考えながら、活発な議論を行い、情報発信に努めてまいります。
新たな一年が始まり、市政に関わる者としての責任を再認識し、市民の皆様の期待に応えられるよう、一層の努力をしてまいります。
結びに、皆様にとって新しい年が実り多き素晴らしい一年となりますよう心からご祈念申し上げまして、年頭のご挨拶といたします。
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