今月のテーマ:交通×DX
今月のテーマは「交通×DX」です。
市民満足度調査によると、公共交通に対する満足度が低くなっています。運転手の減少などの理由による減便やルート変更によって、使い勝手が悪くなっているのだと思います。とりわけ運転免許証を返納したことで移動しにくくなった、という人がたくさんおられます。
桑名市では、AIオンデマンドバスの導入などさまざまな新サービスを展開していますが、自動運転にも力を入れています。運転手に代わり、センサーやカメラで感知した情報を基に、自動運転するシステムを導入できないかと、令和元年度から実証実験を続けてきましたが、いよいよ最終段階に入りました。
今年の実証実験は、ナガシマスパーランドの駐車場からなばなの里を経由し、国道1号線を渡り、近鉄長島駅までの片道12.5km。さっそく試乗会に参加してきました。
自動運転と言っても、運転手さんが運転席に座り、何かあった場合は手動で操作するのですが(レベル2といいます)、驚いたのは運転手さんがハンドルを握ることがほとんどないこと。加速も減速もスムーズで、改めてテクノロジーの進歩を感じることができました。
国においては、2025年に全国の約50カ所で運転手なしの自動運転サービス(レベル4)を開始する、という目標を掲げています。桑名市もその1カ所になれるよう、前に進めてまいりたいと思います。
これからも、誰もが移動に困らないまちづくりを進めてまいります。
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