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【特集】交通×DX『続・移動の変革』(1)

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三重県桑名市

移動に変革をもたらすMaaS※が、桑名でも着々と推し進められています。
今月は、市が取り組む新しい公共交通「のるーと」の本格運用と、自動運転実証実験についてご紹介します。
※MaaS(マース:Mobility as a Service)とは…いろいろな種類の交通サービスを、需要に応じて利用できる一つの移動サービスに統合すること。

■デジタルを活用して〝今〟と〝未来〟の課題解決へ
「公共交通の利用者減により、路線維持が難しくなる」という〝今〟の課題と、「少子高齢化に伴う運転手不足」という〝未来〟の課題。市ではこれらの問題を解決すべく、市民の意見を取り入れながら、交通事業者などの企業とタッグを組んで、誰もが移動に困らない交通体系構築に向けて進んでいます。
その一つである、AI活用型オンデマンドバス「のるーと」は、令和3年度から実証実験がスタートしましたが、今年度からは西部南エリア(在良地区、久米地区、桑部地区など)で本格運行、多度エリアで実証運行が開始されています。決まったダイヤやルートがないため、必要な人のところに必要な交通サービスを届けることができます。
また、日本では自動運転レベル4(決められた走行条件での、ドライバーがいない無人運行)に向けたインフラ・法律整備が進んでいますが、市でも自動運転に向けた実証実験が実施されています。今年度はナガシマスパーランドから近鉄長島駅までの片道約12.5kmの道を、レベル2(自動で運転を行うが、運転の責任がドライバーにあり、緊急時には操作への介入が必要な自動走行)で運行しました。

《教えてくれたのは》
MaaS推進室 室長
森山さん

○今の課題
・既存の公共交通ではまかなえない、交通空白地・不便地域がある
・コミュニティバスでは利便性と運行効率の両立が難しい
・高齢ドライバーによる運転免許証返納が増加し、移動手段の確保が必要

○未来の課題
・少子高齢化により運転ドライバーの確保が困難
・自動運転技術の向上
・自動運転社会におけるインフラ整備
・社会(市民)からの受容
 ↓
これらを解決して、みんなが移動に困らない交通体系を構築

問合せ:この記事については秘書広報課
(【電話】24-1492【FAX】24-1119)

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