【今の課題を解決!】
AI活用型オンデマンドバスのるーと桑名が本格運行へ
■決まったルートがなくAIが状況に応じてルートを考える
のるーと桑名は、利用者が乗降場所を設定すると、AI(人工知能)が予約状況に応じてルートを考え運行する、バスとタクシーの中間のようなイメージの交通です。そのため、他に利用者がいた場合にはその地点へ立ち寄って乗せたり、他の利用者を降ろしたりすることもあります。専用アプリやのるーと専用LINEアカウント、電話から予約すると、乗車時刻と乗り場、降車場所を指定することができ、到着予定時刻も表示されます。既存の公共交通の本数が少ないエリアでは、時刻表を気にせず予定を立てられるのが便利です。
▽AさんとBさんが、それぞれ別の地点から「病院へ行きたい」と予約した場合、Aさんのところへ迎えにきた車両はBさんを乗せて病院へ。配車や運行ルートをAIを活用することで効率的に運行します。
■西部南エリアで本格運行スタート
今年度からは、西部南エリア(在良地区、久米地区、桑部地区など)で本格運行がスタートしました。実証実験でのアンケートを踏まえ、運転免許証返納者割引制度を導入したり、市外であっても桑名市民の利用が多い場所に乗降拠点を設置したりと改善されています。買い物や通院など、日常的な交通手段としての利用が期待されています。
■多度エリアで実証運行スタート
多度エリアでは新たに実証運行が開始されました。主に、コミュニティバス「K︲バス」多度ルート運行エリア内を網羅しており、58カ所の乗降場所が設定され、多度駅や多度地区市民センター、総合運動公園など、主要な公共施設は乗降場所として指定できます。多度地区で運行する車両はタクシー車両で、1台の定員は3人(2台が運行)です。まずは自宅から一番近い乗降場所がどこなのか、運行マップで確認し、利用してみてください。
▽西部南エリア(本格運行)
2/10(月)~
▽多度エリア(実証運行)
1/24(金)~3/17(月)
※LINEで予約!
運賃:大人(中学生以上)300円
※運転経歴証明書をご提示いただいた人200円
(※障がい者割引との併用不可)
小児(小学生)100円
幼児(小学校入学前)無料
障害者手帳保持・提示者100円
利用の流れ:
(1)アプリまたは電話で予約
(2)指定された時間に乗り場で待つ
(3)運転手に予約番号を伝えて乗車
(4)サービスの評価
・多度エリアはタクシーです
・車両が全面ラッピングされ、わかりやすくなりました
※詳細・運行マップはこちら(本紙PDF版4ページ参照)
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