【未来の課題を解決!】
自動運転サービスの実用化に向けた取り組み
■あらゆるシーン・問題を抽出して自動運転レベル4の実現へ
少子高齢化による運転手不足への対応や、慢性的な交通渋滞の緩和、交通事故の減少など、さまざまな効果が期待されている自動運転。日本では一部地域でレベル4の運行サービスがスタートしており、今後急速に社会実装が進むことが想定されています。特に路線維持が難しい公共交通の課題に対して有効だと考えられているため、市でもその実用に向けてさまざまな取り組みを行っています。
市では、令和元年度に県内初となる実証実験が実施されており、その内容は市役所と桑名駅を結ぶルートでした。翌年は大山田団地でのバス路線維持を想定した実証実験、その翌年は自動運転とVR観光を組み合わせた実証実験など、安全かつ円滑で持続可能な公共交通を確保することと、市民の皆さんに自動運転車がどんな感じなのかを知ってもらうため、試乗会なども実施してきました。
今年度は、将来的な自動運転レベル4の実現に向けた実証実験を1月28~31日の4日間で行い、既存路線に近い、ナガシマスパーランド~なばなの里~近鉄長島駅のルートを走行しました。本市はレベル4の実現に向けて、法律上の許認可取得に向けた準備が整ってきましたので、今回が最終の実証実験になります。
今回、走行ルート上の課題をより詳細に洗い出し、より良い移動サービスの実現に向けて取り組むため、レベル2で実証実験を行いました。
●これまでの取り組み
▽令和元年
度桑名市役所⇔桑名駅のルートで、県内初の自動運転実証実験
▽令和2年度
大山田団地でのバス路線維持を想定
▽令和3年度
桑名駅⇔柿安コミュニティパークのルートで、自動運転とVR観光との組み合わせ
▽令和4年度
ナガシマスパーランド駐車場において、運行管制システムと連携
▽令和5年度
ナガシマスパーランド駐車場⇔なばなの里の公道ルートで運行
◎公共交通の未来を考えてみませんか
■自動運転レベル2での実証実験のため、ドライバーは必要に応じて手動操作を行いますが、基本的にはシステムが運転しました。
・定員23人のEVバスです
・最高速度70km/h
※実証実験時は35km/hで運行
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