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City NEWS! SDGs(エスディージーズ)地道な取り組みを広げ、続けよう

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三重県津市

~持続可能なよりよい社会を目指して~

●SDGsは世界の共通目標
SDGs(Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)は、2015年の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載されている2030年までに達成を目指す国際社会全体の目標です。
2030年までの折り返し地点を迎えた今、「SDGsという言葉を見聞きしたことがある」「SDGsの意味を知っている」という人が増えてきましたが、日本のSDGsの取り組み状況は、世界からはどのように見られているのでしょうか。

●世界から見た日本のSDGsの取り組み状況
国連の「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)」が今年6月21日に発表した、世界各国のSDGsの達成度を評価した2023年版レポートによると、日本のSDGs達成度は昨年から2ランク下がり、166カ国中21位でした。なお、1位からフィンランド、スウェーデン、デンマークと続き、20位まではヨーロッパの国々が占めています。
レポートでは、各国の取り組みの進み具合を、17の目標ごとに「達成済み」「課題が残る」「重要な課題がある」「深刻な課題がある」の4段階で評価しています。日本については、「目標4:質の高い教育をみんなに」と「目標9:産業と技術革新の基盤をつくろう」の2項目が「達成済み」と高く評価されましたが、その一方で「目標5:ジェンダー平等を実現しよう」「目標12:つくる責任、つかう責任」「目標13:気候変動に具体的な対策を」「目標14:海の豊かさを守ろう」「目標15:陸の豊かさも守ろう」の5項目については「深刻な課題がある」との評価でした。具体的には、国会議員の女性比率の低さと男女の賃金格差、化石燃料の燃焼などによる二酸化炭素の排出量、電子機器の廃棄量やプラスチックごみの輸出量などが問題視されています。

●SDGsの達成に向けて
低評価となった項目には、国レベルでの取り組みが必要なものもありますが、個人レベルで行動を起こすことができる項目もあります。例えば、レジ袋を使わないようにマイバッグを持ち歩く、誰もいない部屋の電気は消す、洗い物に使う洗剤の量を減らすなどの行動であれば、今すぐに始めることができるのではないでしょうか。
一つ一つは小さなことでも、家庭や職場、地域で取り組みが広がり、続いていけばやがて大きな力になり、日本のSDGs達成度の評価が上がり、ひいては持続可能な世界の実現につながります。
津市でも、一人でも多くの人がSDGsへの理解を深め、持続可能なまちづくりに向けた取り組みを進めていただけるよう、普及啓発や情報発信に取り組んでいきます。

問い合わせ:政策課
【電話】229-3101【FAX】229-3330

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