新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行し、徐々に外出したり、飲酒を共にしたりする機会が増えています。また、生活習慣病のリスクを高める量の飲酒をしている人の割合も、近年増加傾向にあります。アルコールによる健康被害を防ぐために、お酒との付き合い方を知っておきましょう。
厚生労働省が推進する国民健康づくり運動「健康日本21」によると、節度ある適度な飲酒としての1日の飲酒量は、純アルコールにして男性は20g程度、女性はその半分程度、さらに高齢者は女性より少量とされています。
・ビール(5%)…中瓶1本(500ml)
・日本酒(15%)…1合(180ml)
・ワイン(12%)…1.5杯(200ml)
・チューハイ(7%)…1缶(350ml)
※適量はいずれか1種類です
※飲酒習慣のない人に対して、この量の飲酒を推奨するものではありません
※厚生労働省e-ヘルスネットより一部抜粋
肝臓への負担を抑えるために、週に1~2日はお酒を飲まない日をつくりましょう。
最初の1本目はビール、2本目はノンアルコール飲料にするなど、アルコール摂取量を調整しましょう。
飲酒をストレス解消の手段にしてしまうと、量や頻度が増えていく傾向があり、身体に多大な悪影響を及ぼします。また飲酒は精神面にも影響を与えるため、過度な飲酒は判断能力の低下やうつ病、自殺の危険性を高めます。飲酒以外の方法で、ストレスを解消する手段を考えておきましょう。
・お酒は飲む分だけ冷やしておく
・夕食と同時に飲酒も終了する
・外で飲む回数を減らす
・おつまみに塩やしょうゆをかけない
・ストレスに対して、正しい知識を得る
・自身のストレスの状態を正確に理解する
・健康的な睡眠、運動、食習慣を身に付ける
・趣味や外出をして気分転換をする
・リラックスできる環境をつくる
令和5年11月1日発行
問合せ:健康づくり課
【電話】229-3310【FAX】229-3346
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